page41 何者? ページ42
やってきたのは、少しオシャレなカフェ。
後からコウジが合流して、仲良く話でもしようとヒロと決めたことだった。
カヅキ「いや〜悪いな!どーしても来たかったんだ。ここのカフェ。」
A「いえ…私まで連れてきてくれてありがとうございます…」
相変わらず、コウジの前じゃないときは普通に話すんだな。
ヒロ「ねぇ、Aちゃん。あれから何か思い出した事ってあったりする?」
A「え…思い出したこと…ですか。」
ヒロ「そう。プリズムショーをしてみて、何か感じたこととか、ない?」
なるほど…さりげなく正体を確認しようとしてるのか。
A「………私は…14歳で、そろそろ中学3年生になるところで…。確か、冬休み明けてから登校して…そこまでしか覚えてないです…」
ヒロ「と、登校…?」
カヅキ「やっぱ、ここら辺の学校に行ってたのか〜」
ヒロ「い、いやカヅキ…でもさ…」
カヅキ「ん?」
ヒロのやつ、急にどうしたんだ…
ヒロ「ちょ、ちょっとお手洗いに行きたくなっちゃったな。カヅキ、案内してくれよ。」
カヅキ「え、お前わか…」
言おうとしたところで腕を引かれた。
ヒロ「Aちゃん。ちょっと待ってて〜」
A「はい…」
ほぼ強制的に俺は店の端に連行された。
ヒロはくるっと振り返り、小声で話始めた。
ヒロ「な、なぁ、忘れたとは言わせないよ?Aちゃんはステージにいきなり現れたんだぞ?そこら普通の学生のわけないだろ…」
カヅキ「た、確かに…でもあいつが嘘なんてつくか?」
2人で少し考えこむ。プリズムワールドから来たなら、学校なんて行っているはずがない。
ヒロ「も、もしかして…プリズムワールドから来て、りんねちゃんと同じように学校に通っていて…なんらかの理由で記憶を失ったとか…」
プリズムワールドにいたことも、この世界で過ごしたことも忘れた…ってことか。
カヅキ「ありえるな…」
その時、コウジから連絡が入った。
カヅキ「やべ!そろそろ着くってよ。」
ヒロ「も、戻ろうか。」
Aの事を自分達なりに解釈し、ごく自然に席に戻る。
A「あの…頼んだ品、来ましたよ…?」
ヒロ「ごめんね〜、お待たせ。」
カヅキ「ちょっと話込んじまった。」
Aは不思議そうに首を傾けた。3人でテーブルを囲み、何気ない世間話をしていると、Aの後ろからコウジがやって来た。
コウジ「お待たせ!ちょっと仕事長引いちゃって。」
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kiko(プロフ) - モモガッパさん» そうなんです!そうなんです!楽しみすぎます♪ありがとうございます〜!そう言ってもらえて光栄です(*^-^*)ヒロ様は永遠の王子様ですよぉ〜w (2018年6月15日 20時) (レス) id: c99f7c1494 (このIDを非表示/違反報告)
モモガッパ - 2019の春にキンプリアニメ化&映画化決定しましたね!!この作品とても面白いです!kikoさんはヒロ様が好きなんですね私も大好きです(*^^*) (2018年6月15日 20時) (レス) id: 18a2c7164a (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - kikoさん» そうなんですね!絶対見にいきますありがとうございます! (2018年6月13日 3時) (レス) id: 142f5ad86d (このIDを非表示/違反報告)
kiko(プロフ) - しろさん» ありがとうございます!キンプリ大好きですよ♪また映画やるみたいなので早く見たいです…!w (2018年6月11日 22時) (レス) id: c99f7c1494 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - キンプリが好きな方がまだいて嬉しいです!面白いです (2018年6月11日 19時) (レス) id: 142f5ad86d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kiko | 作成日時:2018年5月23日 2時