番外編in北原廉 2 ページ30
A「お帰りなさいませ。旦那様」
慣れない調子でそう言うとお客さんは口元に手を当てクスクスと笑いだした。
？「ははっ…ぎこちなさすぎ…っ」
A(なんだ、コイツ。失礼だな、くそ)
心の中で悪態を吐きながらも、なんとか笑顔は保っている。
？「顔は可愛いのにな」
A「！」
突然、頭をポンっと叩かれ、私は思わず目を見開いた。こんなこと慣れていない。
？「早く案内しろよ。”可愛いメイドさん”」
A(うっざ)
他校生1「廉。いきなりメイドさん口説いてんじゃねーよ」
そう＿この人物こそが”北原廉”だったのだ。
★★★
北原「じゃあ、このケーキを2つで」
A「かしこまりました」
私はお客さんから注文を受けると、厨房へと向かった。
A「ケーキ2つお願いしまーす」
里華「ねぇ、A！あの席のお客さんさ、綾薙学園中等部の人だよね？」
里華は仕切り越しに私の担当しているお客さんを見つめている。
A(綾薙学園って翠兄さんが行きたいところだよね…？)
里華「やっぱり顔面偏差値高いなー」
A「そうか？私、他のお客さんに水渡してくるね」
私はコップに水を入れた。そして、お客さんの方へと向かう。
刹那。
他校生2「おい、北原！調子乗ってんじゃねえよ！」
教室中に激しい怒号が響き渡った。何故だか知らないが、”北原”と呼ばれた男は違う制服の生徒に胸倉を掴まれている。
A(問題起こすなよ…)
周りの人はその様子を迷惑そうにみていた。
他校生2「あの時のこと俺は許してねえからな！」
北原「はぁ？なんの話だよ」
他校生2「てめえ！！！」
男は堪忍袋の尾が切れたのか勢いよく右手を振り上げる。
A(危な…！)
＿＿ビシャリ。
北原「！」
あまりにもあっけない音。
私は持っていた水を男に振りかけた。”北原”が殴られることはなかったが、今度は男の怒りの矛先が私に向かう。
他校生2「おい…そこの女…何してくれてんだよ。びしょ濡れだろうがよお！」
A「…あんたが騒いでたのが悪いでしょ」
他校生2「言い返すとか調子乗ってんじゃねえよ」
A「うっざ」
その瞬間、私は男に髪を引っ張られていた。
田中「！」
司「A！」
里華「！！」
容赦無く引っ張られ、ものすごく痛い。先ほど同様、拳が振り上げられ、私は殴られることを覚悟した。
ぎゅっと目を瞑る。しかし、頬に痛みを感じることはなかった。
北原「こいつに手、あげんなよ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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RISING STAR vocal.星谷悠太
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那雪透
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尚 - 更新ありがとうございます！もう本当に好きです!！応援してます!!!(語彙力無くてすみません) (2017年6月6日 22時) (
レス) id: b74042d1e1 (このIDを非表示/違反報告)
めがね(プロフ) - 最新話…主さん予言者かと思いました… (2017年6月6日 2時) (レス) id: d4a24a6f2e (このIDを非表示/違反報告)
花江そーま(プロフ) - スタミュ ラブさん» コメントありがとうございます！双葉さんルートも考えてみますね！ご意見ありがとうございました！ (2017年6月5日 0時) (レス) id: 3695b4c46a (このIDを非表示/違反報告)
花江そーま(プロフ) - めがねさん» こちらこそコメントありがとうございます！もう語彙力ないですwアニメでの活躍楽しみです…！ (2017年6月5日 0時) (レス) id: 3695b4c46a (このIDを非表示/違反報告)
スタミュ ラブ - いつも変更楽しみにしてます！ 落ちは双葉先輩が良いです！双葉先輩が好きなのでお願いします。 (2017年6月1日 14時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花江そーま | 作成日時：2017年5月18日 0時
