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最終話 ページ21

Aside

天「それで、今日はどうしたの?」

いよいよだ。


「あのね、今日は、この前の返事を、しに来ました。」

緊張して途切れ途切れになってしまう。
頑張れ、私!

天「そっか、」

天月くんも緊張してるのか、深く息を吸い込んだ。
私も同じように息を吸って話し出す。



「この前天月くんが告白をしてくれて、とっても嬉しかったです。でも、歌い手とリスナーっていう関係だから迷いました。私が天月くんの隣に居ていいのか。」

天「…っそれは…」

私が微笑むと天月くんは途中でやめてくれた。
気持ちを汲み取ってくれたみたい。

「でもね、まふくんに言われたの。『天月くんは"天宮翔太"として告白したんだよ。歌い手とか関係なく、1人の男として告白したんだよ。』って。」

天「…っうん」

「それでね、私も自分の気持ちに正直になろうと思いました。リスナーじゃなくて、友だちとして。」

もう一度深く息を吸って言った。





「私は翔太くんが好きです。いつも優しくて、一緒にいると楽しくて、がんばり屋さんで、でも頑張りすぎて無理しちゃうところとか。周りを明るくしてくれるあなたが大好きです。これから翔太くんの隣にいてもいいですか?」

まっすぐ彼を見つめる。
どうか届きますように。

天「…っもちろんっ!こんな僕だけど、ずっと隣にいてください!」

「わっ!」

そう言って抱きしめてくれた。
よかった、伝わった…

天「ありがとう。ちゃんと考えて答えてくれて。これから何があっても守るから。離れないでね。」

「ふふ、うん!離さないでね!好きだよ、翔太くん!」

天「A、大好き!」

天月くんがゆっくり近づいてきて、唇に触れた。
いろんなことを思い出してとても長く感じた。









推し様は大好きな彼氏になりました。

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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2021年9月26日 13時) (レス) @page29 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
星音(プロフ) - ありがとうございます!そう言っていただけるとうれしいです!更新ペースが亀のように遅いですが、頑張ります! (2019年8月7日 11時) (レス) id: a9048a461a (このIDを非表示/違反報告)
緋想風(プロフ) - この作品好きです。これからも頑張ってください! (2019年8月6日 23時) (レス) id: 78d5790000 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星音 | 作成日時:2019年8月5日 2時

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