怯えなくてもいいよ【まふまふ】

21．抑えるから、大丈夫。　　まふside ページ22

ガチャ

ドタドタドタ


ま「あ！！Aちゃん
　 おかえりぃ！！！」


ハグを求めようとする
まふまふの腕をかわす


ま「…え」


　「ごめんね、まふ君。
　 また、直ぐに戻らなきゃなんだ！！！！」


ま「そ、そうなんだ！！頑張って」


　「うん！！！！」


数分後
　「じゃあ、いってきます」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ま「はぁ…。せめて、ハグをしたかったなぁ
　 あーぁ、抱きしめたいな…
　 ………キスが…したいなぁ」


電話も出ないし、
メールも返ってこないし
LINEも…既読すらつかない


ま「寂しいよぉ…」



目から大粒の涙が溢れ出た。


こんなに…人を思うのは

初めてかもしれない



ま「今は･･･ダメ。我慢しなきゃ…。
　 我慢だよ。涙、止まってよ！
　 もっと、悲しくなっちゃうよ…
　 Aちゃんに、こんな顔は見せれないでしょ？
　 だから…自分、笑ってよ。ね？」



必死に自分を落ち着かせた


必死に自分を抑えつけた


必死に自分は我慢した


きっと、君も我慢してると思ったから


君も僕も同じ気持ちだと信じてるから

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