第41話 ページ42
貴方side
貴方「トリガー解除!!」
トリガーを解除することで生身に戻る。
ボーダーのトリガーの場合、生身の人間にトリオンでの攻撃が当たったら気絶する。
でも、これは近界民のトリオン攻撃。痛いかとかはわからないけど、やらないよりはマシ。
バチバチバチッ
貴方「っ!!」
生身に思いっきり当たった攻撃は我慢出来ない痛さじゃなかった。
作戦はこれで決まりだ。
人型が三雲くんたちを攻撃する為にワープしたのを見て今度はトリガーを起動して建物の屋根から飛び降りた。
私は生身での運動神経がそこまでいいわけじゃない。
攻撃が来ないのを確認しながらトリオン体で走っていると少し前の民家から三雲くんとレプリカが出てきた。
三雲くんの足は人型の弾に当たったのかグニャグニャになっている。
貴方「三雲くん!」
慌てて駆け寄るとレプリカが
レプリカ「立てオサム。あと少しだ。入口の解析ももう終わる」
と言った。
基地の入口はもう見える。あと少し、そう思った時
レプリカ「……まずいな。もう1人の人型が下りて来た」
と言った。どうやら先行させていた子機がやられたみたいだ。
貴方「もう1人って、空間をつなげる黒トリガー?」
本部の屋上で狙撃手たちと戦ってるんじゃなかったの!?
後ろには既に男の人型がいる。
レプリカ「ワープ使いをかわして強引に基地に入るか、今から別の入口へ向かうか、逃げてユーマや迅が駆けつけるのを待つか…をまともに戦って勝ち目はない」
どっちにしろ、
貴方「時間稼ぎは必要でしょ!三雲くん、ひょっとしたら1分も稼げないかもしれない。どの選択にするにしろ、早くね!」
そう言ってスコーピオンを構えた。
その時、こちらに向かってくる男がいた。
三輪「……標的を確認しました。処理を開始する」
貴方「三輪くん!!」
思わぬ助っ人に驚いて声をかけたけど、三輪くんは私のことなんて見えてないのか
三輪「………チッ……。あくまで俺を使う気か……!迅……!」
と歯を食いしばって言った。
近界民を誰よりも嫌っている三輪くん。
多分、彼の目には今、あの人型しか映ってないんだろうな…。
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亜莉沙(プロフ) - 作者さんの名前と一緒でちょっと運命感じてます、小説面白いです! (2021年4月4日 20時) (レス) id: 363b9c8c34 (このIDを非表示/違反報告)
柊 亜莉沙(プロフ) - こまはるさん» ありがとうございます!もしかして僕らはこの日ですか?違ってたらすいません^^; (2016年6月15日 19時) (レス) id: 595dffac8c (このIDを非表示/違反報告)
こまはる - はじめまして!読ませていただきました。すごく面白いです!私もいずみんの小説書いているので、ぜひ見てください (2016年6月15日 18時) (レス) id: 696e4784d7 (このIDを非表示/違反報告)
柊 亜莉沙(プロフ) - ラミアさん» ありがとございます(^○^) 頑張ります(*^_^*) (2016年4月7日 12時) (レス) id: 595dffac8c (このIDを非表示/違反報告)
ラミア - すごい面白いです!更新頑張ってください(*゚▽゚*) (2016年4月7日 12時) (レス) id: dbdab6fec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊 亜莉沙 | 作成日時:2016年4月3日 20時