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☆34 ページ34

駅前10時集合。

行ったら、だーれも居ない無人駅に、
廉が1人で立ってた。



「お、おはよ…」

「おう。じゃ、行こ。」



多分電車の時間も計算しての、10時だったんだろう。
丁度よくホームに滑り込んできた其れに乗って、席に着く。

………廉、まだ怒ってるのかな…




「…あの、廉?昨日は…

「あーー!!昨日ごめん!顧問の先生から急な呼び出しかかってもうて。帰らなあかんくて」

「え?……それで、帰ったの?」

「おん、ほんま申し訳ない!今日なんか奢ったるわ」

「それはありがとう…」




あれ?
昨日……怒って帰ったんじゃないの?

私と喧嘩して機嫌悪くなっちゃって帰ったのかと思ってたけど、、、そうじゃないってことは


そんなに怒ってないってこと?



西畑が言ってたことを思い出す。
そんなに怒ってへんってことや!ってやつ。

ほんとに…そうなの……?!


試しに恐る恐る別の話切り出してみたら、
全然廉は普通に会話してくれて。

ほんとに怒ってない感じだ!よかった〜!
一晩中心配してたことだから、ホッとする。


30分程乗ったら、都会が見えてくる。

ここで降りるでって言われて、すごい多い人に圧倒されながら廉についてく。

暫く見慣れない街を歩いたら、
賑やかな繁華街を抜けて、静かな住宅街みたいなところになる。
その中に紛れて、ひとつのアトリエがあった。



「ここやねんけど」

「お洒落なアトリエ…」



真っ白な家。
大きなガラス窓がいくつも。ところどころ開いてて、そこからこれまた真っ白なカーテンが風に靡いてる。

庭には、またまた白い花がたくさん。
色んな種類があって、だけどどれも真っ白。


正直、廉と居たいが為にここに来たけれど、
不意に、疑問に思った。

このアトリエを作って、その自分が作ったアトリエで絵を描いている人は、
いったいどんな人なんだろう………

どんな気持ちで、
どんなことを考えてるのかな……

☆35→←☆33



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設定タグ:永瀬廉 , 関西ジャニーズJr. , 西畑大吾   
作品ジャンル:恋愛
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◯◯(プロフ) - 最初に読んだのは一足遅い2018くらいなのですが大好きすぎて今から五周目入ります!!!年1ペースで読んでます大好き!! (2022年12月22日 13時) (レス) id: de6e03f4bf (このIDを非表示/違反報告)
momoka0709(プロフ) - このお話、本当に好きです。何回も読んでしまいます (2017年9月18日 0時) (レス) id: 4e5c643142 (このIDを非表示/違反報告)
平野ゆい - 私にもキュンキュンするような恋、したい!! (2017年2月24日 22時) (レス) id: a265317775 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 悪役になりきれない、根っこは性格の良い心愛ちゃんが地味に可愛いです(T-T)噛ませ犬感がもう…… (2015年8月11日 1時) (レス) id: 07aca28da1 (このIDを非表示/違反報告)
もず(プロフ) - ほんとこの小説すきです!読むたんびに☆の一番右連打したくなります笑 こんな恋がしたかったです(;_;)笑 更新楽しみにしてます^^ (2015年6月7日 23時) (レス) id: 1d4cc7955f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆい☆ | 作成日時:2015年3月31日 21時

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