学園天国(ym×in)

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知『えっ、ここで僕に振る？』と少し動揺した知念だったけど、

知「うん。僕は伊野尾教だから、いのちゃんが1番だと思ってる。だからこの学校に入ったんだから。」

と、知念的には普通に答えたが…

伊野尾はむすっ〜っとしながら

鈴(伊)「そう？女みたいな顔してるからってみんなにチヤホヤされてるところとか、結局あの2人がいなきゃ何にも出来ないくせに。男なのに色、白くてタレ目で唇厚くて、声も高けぇし、全然筋肉ないフニフニな身体も男らしくなくて好きじゃない。運動だって出来ないし。あぁ見えても腹黒だし…

山「ちょっと待ったぁ〜。なんで鈴木先輩、伊野尾先輩の事そんなに嫌いなの？何かされたの？」

と、真正面から顔を覗き込まれて、少し俯く伊野尾

鈴(伊)「いやっ…そう言う訳じゃ…」

山「何もされてないのに悪口言っちゃ駄目だよ。第一、女みたいって本人気にしてるかもしれないから言っちゃいけないと思う。顔とか声とか持って生まれたものについてもどうしようもないじゃん。それに俺、顔がいいのとかって一種の才能と同じだと思うんだよね…ほら、絶対音感とかと一緒で持って生まれたもんだと思う。それにさ顔がいいからってなんでもいいかって言うとそうでもないみたいだし、ストーカーとか大変みたいだし…。」

鈴(伊)「うっ…。」

山「俺だって顔はいいけど、背は低いし頭悪いし。まぁ、天は二物を与えずっての？鈴木先輩だって運動駄目そうだけど、特進なんでしょ？頭いいんでしょ？一緒じゃん。伊野尾先輩、あんだけ綺麗で可愛いんだから小さい頃から周りがほっとかなかったんじゃないかな？チヤホヤするのは周りがやってる事で本人がやってって言ってる訳じゃないし…。」

鈴(伊)「…ごめん…。」


岡本『えっ、あのいのちゃんが謝った…』

と、激しく動揺してしまって思わず知念の方を見る。知念も中島もびっくりしたようだ。

山「まっ、俺基本面食いだから綺麗なら何やっても許しちゃうけどね。」


目の前にいる鈴木が実は伊野尾だって知らない山田は更に伊野尾の頭をポンポンとして

山「分かればい〜んだよ。さっ、食べよ。」

圭『うわぁ〜生徒会役員席見たくねぇ〜絶対総立ちしてるよね…もう無視して食べるに限る！！」

と、圭人はひたすら食べ続けた。

知念はチラッと伊野尾の顔を見たが何も言わず食べた。

そして、案の定一角の生徒会席は『山田のやつ伊野尾の頭ポンポンしてるっ！！』と総立ちだ。

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