18 ページ23
中島は興味深そうに鈴木と言われたその人をドラムを叩きながら観察し始めた。
『ふぅ〜』と大きく息を吐いて伊野尾はキーボードを弾き始めた。
中『へぇ〜白くて綺麗な女の人みたいな手だな…』
中島はそう思った。
中『見た目『わざと』としか思えないダサさをしてるけど…。』
しかし、一度弾き始めるとその繊細な旋律に心奪われる。
一曲終わった後に中島は鈴木と言われた人の所へ行き
中「鈴木先輩！！凄い綺麗な音出すんですね。俺、感動しました。」
と、鈴木…実は伊野尾なんだけど…の手を取って離さない。
ギョッとした八乙女と有岡は慌てて近寄り
光「いや、ゆうとのドラムも中々いいよ。次『チクタク』ね。」
と、伊野尾から中島を引っぺがしてドラムへ追いやる。
光「この曲は今いないけど薮の歌声が凄く綺麗でいいんだよ。」
中「えっ、薮先輩ってあの生徒会長の？」
大「そう、薮くんも助っ人にくるから。ちゃんのボディーガード兼ね…
伊「大ちゃん！！」
しまったと口を抑える有岡。
中「ボディーガード？ちゃんって誰っすか？」
大「あっ、いや何でもない！！」
光「さっ、やるよ！！時間ないから。」
と、無理矢理始める。
中島は『ちゃん？』それに鈴木先輩のあの声、何処かで聞いたような…『ボディーガード』って…
ぐるぐる考えてた。
光「じゃ〜今日はここまで！！1年気をつけて帰れよ。」
中・圭「「はい」」
と、返事をしながらも中島はツカツカと伊野尾の方へ向かった。
中「鈴木先輩、一緒に帰りませんか？」
伊「ふぇっ、俺ぇ？」
中「はい。音楽について鈴木先輩と話したいです。」
あわあわと八乙女と有岡が間に入って来て
大「あっ…い…いや、ちゃ…いや、す…そう鈴木はこれから用事があって…。」
必死になんて名前だったか思い出しながら断る有岡だったが、
中「えっ？じゃ俺終わるまで待ってます。」
と、中島も引かず、
光「す…鈴木にはボデ…いや彼氏がいて…いや、違うな…」
と、訳わかんない事を言い出す八乙女。自分でもなに言ってんの？っと思ったらしく
光「タッチ交代、大ちゃん、任せた。」
と、有岡に無理矢理タッチして
大「おっ…俺ぇ〜？えっと、鈴木は…えっと…」
伊「いいよぉ〜。」
『えっ！？』
全員が伊野尾を見た。
大「で…でもどうすんだよ。」
伊「圭人も一緒に帰ろうよ！」
と、圭人ににっ〜こり笑って有無を言わさずって感じだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 546人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rei(プロフ) - ジャンプさん» コメントありがとうございました。山田の鼻が曲がらない程度に当ててみたいと思います。なんて…(笑)頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年1月25日 15時) (
レス) id: 2659d3ccaf (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - Linkさん» お返事が遅くなりました。すみません。入学希望者10倍でも良かったんですけど…。流石Linkさん『少年』に目をつけましたか。素晴らしい！！私の方こそ何回もコメントしてすみません。読むと書かずにはいられなくて…これでも1回我慢しました。 (2018年1月25日 15時) (レス) id: 2659d3ccaf (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ - すごく面白いです！また、山ちゃんのボール当たって鼻血ブーがみたいです！(笑)これからも頑張って下さい！ (2018年1月22日 17時) (レス) id: 0014c95f4d (このIDを非表示/違反報告)
Link(プロフ) - 何度もコメントすいませんっ。伊野尾のおかけで入学希望者3倍に笑ってしまいました。助けてくれた少年がすごく気になります。これからの展開がたのしみ！ (2018年1月21日 12時) (レス) id: ce80a0a1da (このIDを非表示/違反報告)
rei(プロフ) - Rinkaさん» コメント&リクエストありがとうございます。スピンオフか「短編集」のどちらかに前向きに善処させていただきます。高木のお姫様抱っこいいですよね。私はドームで目の前で見て鼻血出るかと思いました。 (2018年1月15日 8時) (レス) id: 2659d3ccaf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
