Songs！2(jump ×in)

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A「………中々、芽が出ない伊野尾にな、Jニーさんが呟いた事があったんだ…。『やっぱり彼にはまだデビューが早かったかな…』って…。平成！跳！！デビューの後、結局J.Jが消えたろ…本当は伊野尾さえいればそのまま続いてたんだ。メンバーがどんだけ変わろうとも。伊野尾がセンターでデビュー考えてたみたいだった。『いつかあの子の時代が来る』って。まぁ、いわゆる、今で言う『ジェンダーレス』ってヤツだな。『あの子はどんどん綺麗になる。ただ、まだ時代が追いついてないんだ』って。『ただ、あの子がわざわざ《平成7》になんで選ばれなかったか、自分の何がいけないんだ？他のメンバーと何が違うのか教えて欲しい…って言いに来た時にきっとあの子なりにそのメンバーに入る何か運命のようなものを感じたのかもしれない。だから、その運命に導かれるままに入れたんどけど』って……。そう考えると、やっぱJニーさんって凄いよな…。【20過ぎの顔が想像できる】って噂は本当だなって思うよ。俺はてっきり、例え伊野尾でも20歳を超えたら、男らしい顔になっていくんだと思ってたよ。Jニーズに入ってくる子は本当に男の子か？ってくらい可愛い子が多いけど、やっぱり20過ぎ辺りから…特に20代後半になると【男】になるからな…なのにお前はあの24時間以来あちこちから声がかかって、どんどん可愛いく綺麗になってって…一夜にして【スター誕生】って瞬間を俺は目の当たりにして、震えが走ったよ。時代が追いついたってのもあるんだろうが、お前が時代を作っていってる気がしたよ…。大体、年長組のバックが前に出て来るなんてJニーズじゃ前代未聞だしな…。本当に、驚いたよ。…けど、Jニーさんは、『これからはあの子の時代になる。ようやく時代が追いついたんだ』って…俺にはそれが見抜けなかった…そこが俺はまだまだなんだろうな…うんうん」



っと、1人納得してる。




いのちゃんは下を向いてしまった。



よく見ると、肩が揺れてる………。



えっ、まさか………！？



この雰囲気の中、笑ってるんじゃ……。


これはAさんから、隠した方がいいのか？


あたふたする俺だったけど、高木が後ろからぎゅっと抱きしめて


高「…伊野尾君…」


っと、囁いたその瞬間、



伊「うっ……ううぅ…っ」



下を向いてたいのちゃんの顔から透明な雫がぽたぽたっと落ちた。

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