Songs！2(jump ×in)

2(完) ページ19

伊「えっ、まだあんの！？」

A「あるに決まってんだろ！！BESTと7に分かれた後も、2人で同じ振りしただろう」



こういうやつ！っと両手を身体の横に持って行き、腰の辺りでフリフリする手振り身振りで再現したAさん。


A「その後の『手と手は奇跡』も振り合わせただろう」

高「うっ、よく見てんなぁ…」

A「見るに決まってんだろっ！！馬鹿かお前ら！その後の伊野尾の顔っ！！」

伊「えっ、俺の顔がなんだって？可愛いって、知ってる！」

A「……い〜の〜おぉ〜〜！！」

大「い、いのちゃん、今、そんな事、言っちゃ駄目だって、謝れって」


っと伊野尾にコソコソ言う有 岡。


伊「え〜〜、だってぇ〜最初の指刺しは悪かったけど、その後は間違えたんならともかく、間違ってねぇんだから、とやかく言われる覚えは…
大「いのちゃんっ！！」


もう、どうしてこういう時に反抗的な態度に出るかなぁ〜っ、自分はすぐ人に謝れっていうくせに…っと、有 岡にぶつぶつ言われた。



A「公共電波使ってイチャイチャしてんじゃねぇ！！って言ってんだよっ！」

伊「『イチャイチャ』って…」


そんなのしてませ〜ん！っとばかりにツンと横を向く伊野尾。



A「後……」

伊「まだ、あんの？」


Aさんは高木をじっと見る。


高「えっ、俺ぇ！？何かした…？？もう、何もやってないと思うけど…」


ふぅ〜〜……っと大きな溜め息をついてAさんは


A「無意識なのか？最後、歌い終わった後、伊野尾の手を見て嬉しそうに笑っただろ。なんだアレは！？」


あ〜〜〜アレか…っと解いた髪を掻き上げてそのまま後ろでポリポリと掻いて


高「…やっぱさ、全員揃ってるのがいいな…って言うかさ、最初に伊野尾君が抜けてたから、伊野尾君がいるのを確認したらやっぱり、全員っていいなって…」


へへへっと笑う。


それには全員がうんうんと頷く。


伊野尾に至っては『高木……』っと若干目がうるっとした。


Aさんは呆れた顔して


A「……しょうがねぇなぁ…今回はこの辺で許してやるけど、次、2人でイチャイチャしたら、しばくゾ！！」


伊「はぁい、気をつけまぁす」


と、気の抜けた返事をしてまたAさんが目を吊り上げた。


高木は直立不動で敬礼をして『はいっ！』と返事をしたら本当に分かってんのか！？っとまた怒られた。



rei

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