クリスマスイブ 1 ページ50
クリスマスも間近にせまったある晩、ソファーに座って書類に目を通している高木の目の前に伊野尾がずいっと現れて、大きなお目目をくりくりさせて
伊「高木、高木、恋人はサンタクロースなのか?」
高「うん?あ〜そんな歌があったな。それがどうしたんだ?」
伊「だか〜ら、サンタクロースって恋人なのか?」
高「まあ、そう…か、な?」
伊「じゃ、じゃあ、高木が俺にプレゼントくれるのか?」
キラキラしたお目目が更にキラキラに輝く。
高「んっ?何か欲しいものがあるのか?」
伊「うん、あるぞ。知 念にはタピオカのアイフォン。なんかカメラ機能がいいから、それで俺を撮りたいって言ってた。大ちゃんに美顔器。山田には前に使って怒られた美容液。ゆうとにはカメラ。光にはもっとまともな服。光のは奇抜すぎるからな」
高「……いや、他の奴のはいいから…。んで、慧は何が欲しいんだ」
なんで俺がみんなのを買わなきゃいけないんだ、とぶつぶついいながら高木は却下した。
伊「俺は高木が色々買ってくれてるから、欲しいものはない!」
っと、きっぱりすっぱり言い切った伊野尾に
高「そんな事、言わずに何かないか?」
再度聞き返す高木。
伊野尾は腕組みをして首を傾げながら
伊「………う〜〜ん、欲しいもの…。うん、あったぞ、あった」
昭和かっていう手のひらに手をポンと叩いて思いついたようだ。
高「おっ、なんだ?車か?マンションか?服か宝石か?」
伊野尾は、よいしょ、と高木の膝の上に乗って高木の首に両手を回して
伊「そんなモノは【猫に小判】だ。最近、高木は仕事が忙しそうだから、高木に休みが欲しいゾ!!」
高「…そんなんクリスマスプレゼントでも何でもねぇじゃねぇか…」
伊「そんなことはない!!高木が休みなら、俺をかまってくれる。それが何よりのクリスマスプレゼントだ!なっ、クリスマスイブには俺と遊んでくれるか?」
高「……慧…」
高木はぎゅ〜っと伊野尾を抱きしめて
高「クリスマスイブなんて言わず、今からでもいいぞ」
【3】続く
現在進行中の作品
スギルセツナ〜輪廻〜
伊野尾杯〜青い鳥編〜[伊野尾争奪戦×in]短編集
獣と赤い薔薇
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rei(プロフ) - musicmans5962さん» musicmansさん、いつもコメントありがとうございます。ようやく新作まで辿り着きました。自分で思っていたより、番外編書いていてびっくりです。ちょっと時期が過ぎちゃいましたが、ハロウィンネタです。クリスマスも考えよう…かな?笑笑 (2019年12月5日 23時) (レス) id: f8f72ff211 (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - きゃあ新作だあ(^∇^)総集編も嬉しかったんですが新作が読めて二重に嬉しいです。いのちゃんの可愛いさ癒されます^^ (2019年12月5日 8時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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