俺最弱説 (ページ4)

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ザワザワページ4

撮影もインタビューも終わって

出版社の人とお話し中のマネさん待ち。

冴島「佐藤さん今日撮影途中ニヤニヤしちゃってましたけど」

健「え？してました？笑」

冴島「何思い出してたんですか～」

健「や、別に。笑」

冴島「あ、わかった。
今日デートなんでしょ」

健「いやいや、そんな相手いないんで」

冴島「はいはい。
あ、電話だ！ちょっと失礼」

パタパタ～と楽屋から出ていく冴島さん。

Aさんと二人。
二人きり。。。

ん？
なにザワザワしてんの、俺。

A「デートかー、いいですね」

健「いや、ほんと違うし！そんな相手いないし！…。」

思わず声を張ってしまった。

恥ずかしすぎる。

両手で、暑くなった耳を抑えた。

A「ごめんなさい、プライベートなことですもんね(^^)」

なにこれ

なにこの
俺ばっかザワザワしてる感じ

なんか、、、慣れない。
なんか、悔しい。

健「Aさんがデートしてよ。俺と。」

Aさんにもザワザワして欲しくて
攻撃を仕掛けてみるも

A「....はい？^^;」

反応は、よろしくない。

健「…はい？」

A「…今空耳が」

健「どんな空耳ですか」

A「いや、多分気のせいですね、なんでもないです、何も聞こえてないです」

健「うわ傷つくわ～」

A「あ、私猫飼ってるんですけど。
写真見ます？」

健「は？…はぁ」

ザワザワはモヤモヤに変わって

少しの後悔も後からついてきた。

俺、今軽く振られたよね？

世間ではこれをフラレタって表現するよね？

------そんなこんなしてたら
冴島さんが電話から帰ってきて

二人は帰ると言い出した。

健「お疲れ様、、でした」

A「明日も、よろしくお願いします(^^)
それでは、お先に失礼します」

おおマジか。
なんでもない顔して帰って行ったよ。