俺最弱説

☆Tel☆ ページ12

アオも拭いて
片付けも終わって

電話の前に戻ると


画面をツンツンつつく佐藤さんが映ってた。
それを冷めた目で見つめるアオ。


なにもう可愛すぎるんですけど！




A「佐藤さん、猫になってますよ^ ^」


健「あ、おかえなさい。
アオはクールですね」


A「そうなんです。」


健「Aさんと一緒だね」


A「私、クールじゃないですよ」


健「じゃあ、猫被ってんすか？いつも」


A「そうかもしれませんね^ ^」




画面に映る佐藤さんは

ふかふかのお布団みたいなところに


うつ伏せにゴロンてしてて

口以外を覗かせてて



うん、ずっと見てられる。笑





健「ていうか、Aさんもフェイドインしてくれません？笑
俺アオと電話してるみたいなんだけど」


A「それは無理です。笑」


健「俺ばっか見られてるの、不公平だと思いません？
覗きですよ。警察呼びますよ？笑」


A「じゃあ切りますね」


健「おいっ！笑」


A「ぷっ」




顔を上げて
突っ込む姿に、思わず笑ってしまった。



スッピンだし

そのまま映るのは恥ずかしかったから


へんなおじさんのフィルターかけて



A「すみません、おでこ全開ですけど」



フェイドインしたら



健「俺おじさんとなんかテレビ電話したくないんだけど」


って笑いながらイジけてて。



そこから
なんかよくわかんないけど


気づいたら一時間ぐらい話してた。

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