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『次はSixTONESさんでImitation Rainです、どうぞ』
曲振りと同時にイントロが流れ始める。
YoutubeでMVは見たけど生で見るのは初めてだ。
大我くんは黒ベースに白い刺繍の入った衣装を
身に纏いセンターで踊っていた。
揺れる金髪。
指先まで揃えられた手。
そして何より圧倒的な歌唱力。
｢…………綺麗｣
演技でなく心からそう感じた。
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自分の出演も終わり帰り支度をしている時ふと
SixTONESのみんなにあの感動を伝えたいと思った。
｢七海さん、帰る前にSixTONESの楽屋に
行ってきてもいいですか？｣
｢いいけど、無理しないでね｣
｢はい、ありがとうございます｣
SixTONESが帰る前に行かなきゃ。
廊下に出るとタイミング良くSixTONESに出会った。
｢Aちゃんのパフォーマンス見たよ〜
めっちゃ良かった、お疲れ様｣
樹がぽんぽんと私の頭を撫でる。
こんなことサラリとやってのけちゃうなんて
やっぱりチャラいかも。
頭の中で樹をチャラい認定しているが、私の顔は
今誰よりも真っ赤だと思う。
演技とかなしに素で照れてしまっている。
｢え、あ、あり、がとう｣
｢顔真っ赤だけど大丈夫？｣
田中樹、にやにやしすぎ。
これはぜったい確信犯。
｢……ね、もしかしてわざと？｣
｢どうだろうねー、あ、きょもどうしたの？｣
樹の横に突如として現れたのは大我くん。
心做しかさっきよりも不機嫌そう。
……また怒らせるようなことしちゃったかな。
｢話したいことあるから来て｣
｢え、ちょっ……｣
そう言って強引に私の腕を掴む大我くん。
私の返事なんてお構いなしに足早に進んでいく。
｢もしかして俺いい仕事しちゃった？｣
こんな樹のひとりごとも私は知らない。
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すず(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます!!ぜひきゅんきゅんしちゃってください笑これからも楽しんでいただけるように頑張ります！ (2021年3月9日 22時) (
レス) id: 9dcddaef74 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています！続きめちゃめちゃ気になります。これからも頑張ってください。 (2021年3月9日 14時) (レス) id: eca9d0649e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2020年12月20日 13時
