7 taiga side ページ7
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｢なんなんだよ、あの女……｣
早くあの女のことを忘れたくて、自販機で買った
天然水を飲み干した。
飲み干した後にはっと気づく。
喉に良くないから温かいお茶にすればよかった。
いつもの俺ならこんな冷たい飲み物、歌う前に
飲まないのに。
将棋のゲームだっていつもだったら楽しいのに
今日は全然面白くなかった。
これも全部あの女のせいだ。
｢こーちにまで注意されるし｣
｢俺がなんだって？｣
｢だからこーちにまで注意され…………
なんでこーちがここにいんの？｣
目の前にいたのは控え室にいるはずのこーち。
顔は笑ってるけど目が笑ってない。
ちょっとやばいかも。
｢俺が言いたいことわかる？｣
｢……あの女のことでしょ｣
折角忘れようとしてたのに。
またあの女を思い出させられる。
｢"あの女"じゃなくてAちゃんね｣
｢そんなんどうでもよくね？｣
俺がそう言った瞬間、空気が固まった。
さすがにちょっと言いすぎたかも。
こーちが怒ると誰よりも怖いのは重々承知だ。
｢あのさあ、大我。女嫌いでも別にいいけど
人のこと傷つけるのはやめろよ｣
そう言い捨てると俺の手からペットボトルを
奪ってゴミ箱に入れて去っていった。
｢…………ほんとになんなんだよ｣
ガコンとペットボトルが底に落ちる音が聞こえた。
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すず(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます!!ぜひきゅんきゅんしちゃってください笑これからも楽しんでいただけるように頑張ります！ (2021年3月9日 22時) (
レス) id: 9dcddaef74 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています！続きめちゃめちゃ気になります。これからも頑張ってください。 (2021年3月9日 14時) (レス) id: eca9d0649e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2020年12月20日 13時
