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何日か経ったある日、今日は樹くんと放課後遊びに行くからちょっとでも可愛くと思って髪型をアレンジした。
全体を緩く巻いて、編み込みカチューシャっぽくした。うん、我ながらいい出来だと思う。
莉「気合い入ってんじゃん」
「まあちょっとでもマシに見られたいからね」
なんて話しながら教室までの廊下を歩いてると、後ろから髪の毛を軽く引っ張られた。
「わ、え！何！？」
ﾓﾌﾞ「あ、びっくりした？(笑)」
振り向くと、そこに居たのは例の、えと、名前は分からない男の子。クラスは隣(らしい)。
掴まれてる髪の毛をぴょんぴょんいじってくる。
すごくやめて欲しい。
「ねえ離して？」
ﾓﾌﾞ「今日髪型違うじゃん可愛い〜え、これどうなってんの？」
「ちょ、本当に…！」
編み込みの辺りとかも触れてきて、自然と距離が近くなる。
すっごくやだ。抵抗しても「照れちゃって」とか受け流される。
だからどんだけポジティブなの！？
隣で莉歩が今にも飛びつきそうな勢いで睨んでいるのがわかる。
莉歩怒らすとまじで怖いから私がどうにかしないと…！
.
.
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田「…お前人の彼女に何ちょっかいかけてんだよ」
グッと肩を引っ張られてバランスを崩して倒れかけていると、しっかり支えられて。
軽く後ろを向けば、ものすごく怖い顔した樹くんの姿。
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作者名：ちゃん | 作成日時：2021年7月29日 7時
