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96. ページ47

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うっすらと目を開ける。

ソファーにいたはずのひろくんの姿はない。


でも、ガチャガチャと音が聞こえてくる。

足音も近づいてきたから、私はまた目をつぶった。


北「…熱は、下がってるな。


ん?

風呂はいったんかこいつ。


で、またこんなところで寝て…。」



ソファーにもたれかかってる私をヒョイって持ち上げて、またベッドの方へと連れてかれた。


北「…なんでここに戻ってきたんだよ。」


私が起きてること気づいてないから、また昨日と同じことを言われた。


なんでって、私の帰る場所はここじゃないの?



北「…俺のところに戻ってきてくれるわけ?


…ふっ。

お別れの言葉を言いに来ただけだよな。」



違うよ?


私、ひろくんのところに戻ってきたんだよ?



ベッドの淵に座って、私の髪の毛をなでてる。

…やっぱりひろくんは優しい。



北「ごめんな、色々悩ませて。

玉のところに行ってもいいから。


最低な事言って…ごめんな?」



立ち上がろうとする彼を止めないと、本当にこれで最後な気がして、ひろくんの手をとってこう言った。



「…行かないで!!!」



北「え?」



「ここにいて…。」



北「…」



「ひろくんの所がいいよ。


大っ嫌いって言ってごめんねっ



もう、全部いうこと聞くから…。

どこにも行かないで…。」





北「…」





「私はひろくんと一緒にいたい。」





北「…俺も



俺もお前がいい。」




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_______

いつもありがとうございます!

息抜きで短編書いてるのでよかったら見てください〜!



星のラブレター


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作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時

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