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うっすらと目を開ける。
ソファーにいたはずのひろくんの姿はない。
でも、ガチャガチャと音が聞こえてくる。
足音も近づいてきたから、私はまた目をつぶった。
北「…熱は、下がってるな。
ん?
風呂はいったんかこいつ。
で、またこんなところで寝て…。」
ソファーにもたれかかってる私をヒョイって持ち上げて、またベッドの方へと連れてかれた。
北「…なんでここに戻ってきたんだよ。」
私が起きてること気づいてないから、また昨日と同じことを言われた。
なんでって、私の帰る場所はここじゃないの?
北「…俺のところに戻ってきてくれるわけ?
…ふっ。
お別れの言葉を言いに来ただけだよな。」
違うよ?
私、ひろくんのところに戻ってきたんだよ?
ベッドの淵に座って、私の髪の毛をなでてる。
…やっぱりひろくんは優しい。
北「ごめんな、色々悩ませて。
玉のところに行ってもいいから。
最低な事言って…ごめんな?」
立ち上がろうとする彼を止めないと、本当にこれで最後な気がして、ひろくんの手をとってこう言った。
「…行かないで!!!」
北「え?」
「ここにいて…。」
北「…」
「ひろくんの所がいいよ。
大っ嫌いって言ってごめんねっ
もう、全部いうこと聞くから…。
どこにも行かないで…。」
北「…」
「私はひろくんと一緒にいたい。」
北「…俺も
俺もお前がいい。」
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いつもありがとうございます!
息抜きで短編書いてるのでよかったら見てください〜!
星のラブレター
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作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時