検索窓
今日:21 hit、昨日:2 hit、合計:325,948 hit

54. ページ5

.


聞きたくないって思ってても、ここにいる限り聞かないといけない。

…北山くんの口から聞かされるのかな。



覚悟して聞いてた。


覚悟して聞いてたんだよ?


そしたらさ、


北「…好きだよ。

でも、いいんだ。



俺が好きとか言える立場じゃねえからさ。」


って。


ずっと聞きたかった"好き"の二文字。

北山くんはニカちゃんの前でさらーって言っていた。




二「…まじ?」



北「おう。」



二「それ、言ったの?」



北「言うわけないっしょ。」




私の頭の中は、まっしろ。



北山くんが、私の事好きって



好きだって言ったんだもん。






北「俺があいつに好きって言うことは…


とりあえず無理なんだよ。」



二「…」



沈黙が流れる。

そして私は、涙が出てきた。



両思いだったんだね。

好き同士だったんだ。


ぎゅってしてくれたり、キスしてくれたり。

それはしっかりとした感情があったんだ。





「俺さ、多分あと数年したら海外の方に行くことになるのね。


…だから、好きだ、付き合ってくださいなんて言えないの。」




一瞬、時が止まったんじゃないかって思った。


北山くんが、海外?



二「どういうこと!?


意味わかんないよ!」



北「そもそも俺が本社きた理由それだからさ(笑)


海外支社が出来るからそこ行くの。



わかった?

だから好きだって伝えたらダメでしょ?



俺のこと本気になったら、またあいつが悲しむだけだから。



…まぁ、自分最低だよな(笑)

脅して一緒に住んで、セ フレみたいな関係にしちゃって。

やることやって海外行っちゃうんだから。」





.

55.→←53.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (233 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
702人がお気に入り
設定タグ:北山宏光 , Kis-My-Ft2
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。