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結局ミーティングが始まる一分くらいまえにきたひろくん。
一瞬視線を感じた気がしたけど、そのまま席に座っていた。
もちろんなんだけど、1回も目が合わない。
目の前に座ってるのに、もはや視線さえ感じない。
いいんだけどね。
だって、すごくむかついてるもん。
13時から会議だからその前に取引先へ行かないと行けないから、仕事に追われている私。
今日はランチなしだな…。
…そう言えば、ご飯どうしたんだろう。
朝ごはんとお弁当。
…って、何考えてるんだ私。
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帰ってきたのは12時40分。
ギリギリだったー。
会議の準備をしてたら時間になっていた。
…こんなんばっかだから、疲れるんだよね。
仕事は好きだけど、歳をとる度自分の体力の衰えを感じちゃう。
会議も終わって、ちょっとだけ休憩してたら、玉森くんがやって来た。
玉「よー。
今日どうするの?
ホテル泊まるの?」
「んー。
その予定だけど、1回家に帰らないと何もなくて…。」
帰りたくないし、まだ怒ってるから許す気もないんだけど、流石に持ってきたものが少なすぎて…。
玉「もう帰れってことじゃない?(笑)」
「無理。
当分ゆっくりしたい。
家事とかひろくんの相手とか何も考えずに休みたいし。」
玉「まぁさ、しっかり話さないとすれ違ってやばい方向に行くことだってあるんだからさ。
早くみつんとこ、戻ってあげなよ。」
…私だって、半分意地はってるところはあるけど、なんか今は本当にいやなの!!
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作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時