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なんでいるの?

だって、別れてから30分くらいたってるよ?



玉「もう流石におそすぎるよ。


誰にも言わないし、嫌なら俺友達んちいくから。」




全然手ををはなしてくれない。


久しぶりにみた、こんな怖い玉森くん。


無理やり引っ張られてタクシーに乗せられた。



タクシーの中では、外をずっと見てなんにも話さない玉森くん。

そしてスマホには数件ひろくんから電話が来ていた。



…あの時は何十回もきてたのに、今じゃ数件だよ?

LINEもさ、『出てくとか意味わかんないんですけど』って。


もう、泣けてきたよ。




玉「…みつ?」


私が泣いてるの気づいたのか、玉森くんが話してきた。


「うん…」



玉「帰る?」



「帰らない…。


もうダメかも、私達。」



玉「何があったか聞いていい?」




いきなり優しくしてくるから、涙が溢れるくらい出てきてストレスになってたこと全部話した。


そしたらちょうど玉森くんの家に着いたみたいで、タクシーから降りた。




玉「どーぞー。」


「お邪魔します…。」




飲むでしょ?って言われてビールを渡された。

そして、お疲れったいって乾杯して二人でビールを飲んだ。



玉「みつは今なんて言ってんの?」



「あー、出てくとか意味わかんないんですけどって来てから何もこない(笑)」



別にさ、心配して欲しくて出てきたわけじゃないけどここまで心配されてないと逆に辛いよね。


玉「まぁさ、お前もストレス溜まるわな。

みつだし。


あいつはさ、年下とか俺らとかには凄いしっかりしてるんだけど甘えたいんだね、Aに。」



「甘えとかじゃないもん。

もうわがまま。

あんな事言われたら、もう辛くて…。」



玉「でしょうね。


最低だわ。



…うわ、みつからラインきたんだけど。」




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作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時

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