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68. ページ19

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「…玉森くんは、そのままでいいよ。」



玉「そうかな?」



「玉森くんが、北山くんみたいだったら、私は嫌だな。


おっとりしてるのに本当はしっかり者で。

やる気出せば仕事だって上手くいくのに周りのこととかも考えてるし。



北山くんにはないいい所だもん。



だから、玉森くんは玉森くんでいて欲しい。」



もう、一緒に働いてすごい長いから分かるんだ。

玉森くんはすごいいい人。


適当に見えて適当じゃないし、周りの事考えてくれるし。



いい所、いっぱいあるんだもん。



玉「…そうかな。


でも、みつの方がすごいし。

昔から尊敬してたし、憧れてたんだよね。」



「北山くんも…。


北山くんも玉森くんのこと褒めてたよ?

やる気がないように見えて、影ですごく努力してるって。


2人って、いい親友だよね。」



玉「…そっか。


なんか、みつが好かれる理由わかったかも。

あと、俺がお前みたいなタイプを好きになる理由もね(笑)




次の恋しまーす。(笑)」



「…いい人いるよ。」




玉「振られた直後にいわないでくださーい。」




立ち上がって、んーと背伸びをしたあと


「すっきりしたわ。

振られたのになんかスッキリした。



明日からもよろしく。」


そういって帰っていった



私も帰ろっと。



帰る支度をして、戸締りをして会社を出た。



玉森くんと話してたら、なんか無性にひろくんに会いたくなった。




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作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時

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