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はあ…
お疲れ様です。
朝言おうとしたことですが、北山くんと付き合うことになりました。
玉森くんの気持ちには答えられないのでごめんなさい。
好きになってくれてありがとう。気持ちに答えられなくてごめんね。
でも、いつも通りにして欲しいです。
送信したら、すぐ既読がついた。
…早!!
なのに返事はいつまでたってもこない。
…とりあえず言ったからいいよね?
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残業してたら、いつの間にか21時すぎ。
ひろくんも接待でまだ家に帰っていないらしい。
…今日は一人なんだね。
なんか、寂しいな。
…ん?
ぼーっとしてたら、誰かからのLINE。
確認したら、玉森くんだった。
玉『早く帰れば?』
…
…え?
周りを見渡す。
私しかいないはずなのに。
そしたら、
玉「早く帰りなよ。
もう遅いよ?」
って言って現れて、コーヒーを渡してくれた。
「…玉森くん。
ありがとう。」
玉「ごめんね、朝逃げちゃって。
一日頭冷やしてた。」
「…私の方こそ、ごめんね。」
そして、隣の椅子に座って、コーヒーを飲み始めた。
玉「…みつにさ、Aの好きなバンドとか水族館の事とか全部教えたの俺だよ。」
「北山くんにきいたよ。」
玉「昔さ、チケット取ってあげたでしょ?
あれ、とるの大変だった。」
「…その時はありがとうございます。」
玉「…もしさ、あいつに教えてなかったらあいつのこと好きになってなかった?」
さっきまで椅子でくるくる遊んでたのに、止まって私の目をじっと見てくる。
すごく真剣で、目をそらすことなんてできなかった。
「…それは分かんないけど、私は北山くんの性格とか不器用なところとか、男っぽいのに優しいとことかが好きだから。
それが無くても、関わってたら好きになってたと思う。」
玉「そっかー。
じゃあ無理だわ、俺じゃあ(笑)」
「…ごめんね。」
そしたら、真剣な顔だったのにすこし緩んでこう言ってきた。
玉「振られるの、二回目なんだ。」
「え?」
玉「高校くらいからすごいモテ初めて、自分でもびっくりしたんだ。
振られた相手は、みつのことが好きだった。
…何でだろうね(笑)
俺もみつになりたい。」
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作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時