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67. ページ18

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はあ…




お疲れ様です。

朝言おうとしたことですが、北山くんと付き合うことになりました。

玉森くんの気持ちには答えられないのでごめんなさい。

好きになってくれてありがとう。気持ちに答えられなくてごめんね。

でも、いつも通りにして欲しいです。



送信したら、すぐ既読がついた。


…早!!



なのに返事はいつまでたってもこない。


…とりあえず言ったからいいよね?





.




残業してたら、いつの間にか21時すぎ。

ひろくんも接待でまだ家に帰っていないらしい。



…今日は一人なんだね。


なんか、寂しいな。




…ん?

ぼーっとしてたら、誰かからのLINE。


確認したら、玉森くんだった。



玉『早く帰れば?』







…え?



周りを見渡す。

私しかいないはずなのに。




そしたら、


玉「早く帰りなよ。

もう遅いよ?」




って言って現れて、コーヒーを渡してくれた。



「…玉森くん。


ありがとう。」



玉「ごめんね、朝逃げちゃって。


一日頭冷やしてた。」



「…私の方こそ、ごめんね。」



そして、隣の椅子に座って、コーヒーを飲み始めた。


玉「…みつにさ、Aの好きなバンドとか水族館の事とか全部教えたの俺だよ。」



「北山くんにきいたよ。」



玉「昔さ、チケット取ってあげたでしょ?


あれ、とるの大変だった。」




「…その時はありがとうございます。」




玉「…もしさ、あいつに教えてなかったらあいつのこと好きになってなかった?」



さっきまで椅子でくるくる遊んでたのに、止まって私の目をじっと見てくる。

すごく真剣で、目をそらすことなんてできなかった。



「…それは分かんないけど、私は北山くんの性格とか不器用なところとか、男っぽいのに優しいとことかが好きだから。

それが無くても、関わってたら好きになってたと思う。」



玉「そっかー。


じゃあ無理だわ、俺じゃあ(笑)」



「…ごめんね。」



そしたら、真剣な顔だったのにすこし緩んでこう言ってきた。


玉「振られるの、二回目なんだ。」



「え?」



玉「高校くらいからすごいモテ初めて、自分でもびっくりしたんだ。

振られた相手は、みつのことが好きだった。

…何でだろうね(笑)




俺もみつになりたい。」




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作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時

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