61. ページ12
.
何度好きって言われたかわからない。
その度、涙が流れた。
ずっと聞きたかった言葉。
お互いの気持ちが一緒ってわかってからの行為はなんとなく今までとは全然違う感じがした。
人を好きになるっていいね。
恋すること、楽しい。
隣で爆睡のひろくん。
…今回ばかりはにかちゃんに感謝だな。
私たち、付き合ったってことだよね…？
でも、言われてないけど。
あと、ひろくんの海外の話。
ひろくんと付き合ったてもし結婚するってなったら、私は仕事を辞めてついてきて欲しいって事だもんね。
…仕事やめる、か。
どうなんだろう。
私から仕事をとったら、何が残るの？
でも、前と違うところは一つある。
それは、ひろくんと離れたくないってこと。
離れたくないってことは、仕事を辞めるっていう決断をしなければならないってことで。
いつになるか分からないけど、そういうことも考えていかないと…。
明日は土曜日。
休日出勤もしなくていいから泊まっちゃって大丈夫だよね？
全然寝れなくて、起き上がった。
ひろくんの部屋はキャップが沢山あって、ギターも置いてある。
後、サッカーのユニフォームが飾ってある。
…やばい。
私、知らないことだらけだった。
北｢…A？
どこ？｣
｢ごめん、寝れなかったから。｣
北｢…離れんなって言ったでしょ。
ほらおいで。｣
｢私、ひろくんのこと何も知らなかった。
なんか、知ってると思ってたのに…。｣
ベッドの中で抱きしめられてたら、クスクス笑われた。
北｢十分知ってるでしょ。
知らないことはこれから知ってけばいいじゃん？｣
｢そうだけど…。
てか、私たち付き合うの？｣
そう聞いたら、明らかに不機嫌になっちゃった。
北｢…なんだよ。
逆に付き合わねーのかよ。｣
｢違う！！
そういう意味じゃなくて…
付き合おうって言われてなかったから。｣
北｢今更言わなくてもわかるでしょ。
…言ってほしい？｣
｢…言ってほしい｣
だって言ってくれないと、前と同じじゃん！
そしたら、
｢仕方ないなー。
A。
俺と、結婚を前提に付き合ってください。｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 702人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yun
| 作成日時：2017年5月3日 9時
