検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:325,933 hit

51. ページ2

.


そう。

もうひろくんっていうの、やめたんだ。


特別じゃなくなったから、元に戻した。

その方がいいでしょ?



その北山君だけど、ここ最近ずっと機嫌が悪いから上司も私達も後輩も近づけない日々が続いている。

…ご飯食べてるのかな?

…家どうしたんだろう。

…ちゃんと寝てるのかな?



気になって仕方ない。


玉「みつ、かりかりしてるね。」


「玉森くん!」



玉「あーゆーの、見てるこっちがイライラするんだけど。」



「…」


二人で話してるところを目撃してから、北山くんと玉森くんの仲はあまり良くなくて、みんなも触れないようにしていた。


玉森くんも、イライラしてるのがわかる。

だって、ほとんど話さないんだもん!



二人があんなんだから、女の子たちは逆にキャーキャーいってるんだけどね…。



中「お前もさ、大変だな。

あの2人に目付けられてさ(笑)」




玉森くんがどこかへ行ったと思ったら、中島くんが、コーヒーを持ってきてくれた。

中島くんはもう結婚もしてるし、お子さんもいる。


「…何言ってんの。」


中「お前が仕事できるやつじゃなかったら確実に女子の餌食だったな(笑)」


そう言って笑ってる。

笑い事じゃないのに!


中「てかお前さ、前の彼氏からフリーだったわけ?」


「…そうだよ!

悪い!!!」



中「いや(笑)

この歳でモテ期きて最高じゃん。


まあさ、相談乗るよ。

一応既婚者だからあの2人のライバルだとは思われないだろうし。」



「モテ期とかじゃないよ。

二人ともどうかしてるだけでしょ。


うん、ありがとう。

…私はいいから、二人のフォローしてあげて?

仲悪くなっちゃったみたいだから。」



そう言うと、お前は優しすぎるなって言われた。

机にぽんっとコーヒーを置いて仕事に戻っていく中島くんが同い年なのにすごく大人に見えた。






優しすぎるって言われることが多いけど、それは間違い。

全然優しくなんてない。



優しくなんてないんだよ、私。



.

52.→←50.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (233 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
702人がお気に入り
設定タグ:北山宏光 , Kis-My-Ft2
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。