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玉「みつってずるいよね。


そういうことするくせに、あいつはお前に惹かれてたんだから。」



北「…なにいってんの?」


玉「まぁいいけどね。

もう関係切ったんでしょ?


俺さ、Aに告ったんだよね。

みつとなんかあるって分かってたけど、もうどうでもいいんでしょ?

みつとの関係終わらせて俺と付き合ってって言ったから。


言っとくけど、俺はみつより本気だわ。

そんな簡単に諦めねーし、幸せにできる自信あるしね。


後はあいつが俺のこと好きになってくれるの待つだけ。」



北「…勝手にすれば。


関係ないし。」


玉「勝手にするわ。


もうあいつ傷つけんなよ。

遊びなら他でやって。」



北「…」


玉「…とりあえず休憩終わるから戻ろう。

さっきは殴ってごめん。


でもこれは、俺の分とあいつの分だから。


…うん。

いこ。」



扉が閉まる音が聞こえて、やっと息ができた感じ。

私はその場に座り込んでいた。



「…玉森くん、私のこと本気って言ってたよね?」


玉森くんは、すごくいい人。

かっこいいし、なんで私の事好きなのかわかんないくらい。


でも、気持ちに答えれないよ。



二人は友達だしね。


「…もう、どうすればいいの。」



北山くんのことがまだ忘れられない。


自分から関係やめたいって言い出したのに、矛盾してるよね。



とりあえず、戻ったけど、北山くんと玉森くんの間には嫌な空気が流れてる。

…私のせいで二人の仲、悪くしちゃった。



とりあえず、普通に過ごさないと。





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玉森くんはいつも通りだけど、北山くんとは目も合わさないし、挨拶もしない。


まあ、当然だよね。



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作者名:yun | 作成日時:2017年5月3日 9時

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