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北「…無理。

帰るならお前連れて帰る。」



「なんで?

ほかの女の子のところ行けばいいじゃん。


今まで私にこだわってた理由ってなんなの?

なんでひろくんは、好きでもない人のこと、だける訳?」


北「他のやつのとこなんて行かない。

なんでそんな事言うんだよ。」


「だっておかしいじゃん。


私たち、付き合ってないんだから。」


北「…」


「うちらの関係って、世間的にはなんていうか知ってる?

セフ レって言うんだよ?


…そんな関係いつまでも続けたくない。

仕事頑張りたいし、もう分かってよ!」


私だけが感情的になって、ひろくんは全然話そうともしない。

何か言いたそうなのに、黙ってる感じ。



「…ごめんね。


普通の同期に戻ろ?

その方がお互いのためだよ。」




北「…お互いのためってなに?

今更普通の同期になんて戻れると思ってんの?


そもそも、俺に成績負けたくらいで意味わかんねーし。

お前はお前で、俺は俺だろ?

お前は頑張ってるし、俺だって頑張ってるの。


それで良くない?」


「それでいいよ。

そんなの分かってる。


負けたことを言ってるんじゃないの!

納得いかないような仕事をしてた自分が嫌なの!」



北「…意味わかんねーよ。

俺今更無理なんだけど。


昨日だってどんだけ心配したと思ってんの?

お前の部屋でずっとお前のこと待ってたんだけど。


今日もさ、朝から何なの?

玉のことが好きなわけ?

まじでむかつく。


仕事終わってからも、駅でお前のこと待ってたんだよ?

もうさ、自分でもどうすりゃいいか分かんないんだよ。


…とりあえず、戻ってきてよ。



あのベッドで一人で寝るとか無理だし、朝も起こしてもらわないと嫌だ。

一緒に飯食って、テレビ見て、ビール飲んで。


お前と暮らさないと意味が無いんだよ…。」



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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時

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