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エレベーターで部屋に向かうけど、その中では無言。
部屋は階が違ったから、ひろくんのすきを見て降りたはずのエレベーターにまたのった。
…何とか離れられたって感じ。
なのに、部屋に入ろうとしたら足で扉を抑えられた。
北「…おい。
いい加減にしろよ。」
「…」
…階段でダッシュで追いかけてきたわけ!?
北「何なの?
意味わかんないんですけど。
その態度と言い、昨日のLINEといい、ふざけんなよ。」
扉をガッと開けて、私の部屋に入ってくる。
後ずさりしか出来なくて、もうダメだなって思った。
北「どれだけ心配したと思ってんの?
昨日、帰ってきたらお前いないし、体調不良で帰ったって言われるし。
そしたら連絡もつかない、そしてこの関係やめたい?
は?
ふざけんなよ…。」
「ふざけてなんてないよ。
昨日送ったじゃん。
ひろくんといると、上手くいかない。
仕事も曖昧になるし、…何やってもうまくいかないの!
この関係だってさ、無理やりだったじゃん。
なんで私だったわけ?
ひろくんといると、思い通りにならない自分にイラついて嫌になる。
…辛いの。
…仕事、頑張りたいのに頑張れないの。」
北「意味わかんねぇよ。」
「意味わかんなくていい!!
分かんないままでいいから、…もう帰って。」
ひろくんのことが気になって、仕事に集中できないの。
好きだから、目の前にいるあなたを見てると手が動かなくなるの。
…そんなことなんて、言えないよ。
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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時