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とりあえず罰ゲームは夕飯を作ることになった。


…まぁ、一人も二人も変わんないからいいんだけどね。



「何がいい?

さっき買い物行っちゃったからあるもので作りたいんだけど…。」


北「んー肉なら何でもいいかな。」



…肉ならとか、大雑把!


無難に生姜焼きを作ることにした。


誰かにご飯作るのも、すごい久しぶりだなぁー。




北「んーうま!


A料理出来るんだね。

普通にうまい。」


そう言ってご飯も何杯も食べてくれるし、ちょっと嬉しかった。


「よかった。」


北「毎日こんなの食ってたら普通に太るわ。

俺、コンビニ弁当しか食べない時が多かったし。」


「体壊しちゃうよ?」


北「だって料理できねーもん(笑)



ねぇ、昼とかたまに弁当食ってんじゃん。


俺にも作ってよ。」



「え??


やだ、同じの食べてたらバレちゃうじゃん!

一緒に住んでること!」


北「別に良くない?


ランチ行く奴もたまくらいしかいないしさー。

あいつと行くと必ず女がついてきてめんどいんだよ。


玉だけにかと思ったら俺にも連絡先教えろとかさ。

プチ合コンみたいな(笑)



お願いっ!」



お願いって言われてもな…。


だってバレた時、みんなになんて言えばいいの?


付き合ってないけど、一緒に住んでますって?


…おかしいじゃん!



「じゃあ私がランチの約束した日だけ作るよ。

そしたらバレないし。」


北「えーそれはめんどいじゃん。


俺の分だけってことでしょ?」



「バレるよりまし。


じゃあ作んない。」



北「…まぁいいか。


よっしゃー!」



素直に喜ぶ北山くんが子ども見たいでかわいいな、なんて思ってしまった。


私も人が良すぎるよね(笑)


なんでだろ。



嫌だったはずなのに。



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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時

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