milky way 4

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北｢…店がさ、やばくて。


あいつ、昼間にやってきて

本命誰なの？って…。


大声出したり叫んだり、消え たいとか、お店潰すとか意味わかんねぇこと言うし。


もともとは俺のせいだから…。｣




頭に血が上った感じ。

これでもオブラートに包んで話してるんだってすぐにわかった。


…きっともっとやばいんだ。

怖い、そう思った。


でもさ、店にそんなことしにいったって何も変わんないじゃん。


…てか、完全に私のせい。

私がみんなの"光"を奪ったから。



やっぱりひろは、ホスト。

それは変わんない。



彼の仕事は女性を楽しませること。

ハメを外した過去もあるかもしれない。


でも今は、ちゃんと過去の過ちを繰り返さないようにしてる。

だから桜川さんのことだって放っておけないんでしょ？



ただお金を騙し取るようなホストじゃない、ちゃんと仕事として向き合ってること、私は知ってるよ？




ひろのことを独り占めしちゃダメなんだ…。








｢…だから桜川さんのそばにいるの？

好きじゃないって言うけど、そんな人のこと抱いて、私の前からいなくなったの？


何も言わずに？



…意味わかんないよっ。｣





ほかの人に取られるのも、他の人と関係を持つのも、私のそばにいないことも…。


頭の中では分かってた、ちゃんと理解してた。

仕方ないんだって、ここでわがまま言ったり、無理やりひろを探し出しても意味が無い…自分が後悔するだけだって。


だから我慢して、我慢して、ひろが帰ってきてくれることだけを待ってたし、

ひろが私を大切にしてくれたことや、本当に愛してくれてたこともわかってる。




でも、自分か間違ってたのかなって思えてきちゃったんだ。


ホストと付き合うことがやっぱり間違いだったんだって。


私のせいで今ひろは苦しい目にあってる。




だから、



｢…ひろはやっぱり私のこと、騙してるんじゃないの？｣





自分から嫌われるようなことを言った。





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