milky way 4

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少し緊張しながらホテルについて、そわそわしちゃってひろの目を見ることが出来なくて…。


部屋に案内されて、扉が閉まった途端、後ろからふんわり抱きしめられた。




北｢…何緊張してんだよ。｣



｢し、してないよ？｣



北｢嘘だね。



…すっげー心臓バクバク言ってる。｣



…そんなの仕方ないじゃん！

久しぶりのひろに緊張しない方がおかしいよ…。



首とかをチュッチュッてされる度、心臓がさらにバクバクして飛び跳ねるんじゃないかって思っちゃう。

でもひろの心臓の音もすごい聞こえる。



…二人とも緊張してるんじゃん。

それが何故か嬉しかった。

ちゃんとお互いが好き同士なんだって証明できた感じがしたから。





北｢…ベッドいこ。｣


ひろの言葉に頷いて、手を引かれベッドへと向かった。




早く触れたかった。

抱きしめて欲しかったし、いっぱいキスだってして欲しかった。


私も、二人っきりになりたかったんだよ？




ベッドにいって、ゆっくりとひろが近づいてきた。

そしてキス。


自然と目をつぶってしまう私。

2人で横になって、これでもかってくらいひっついて…。


ずっとキスをしていた。

深いキスも、ちゅってだけの簡単なキスも、たまに力いっぱい抱きしめてくれたりもした。




北｢…なんか新鮮。

誰も知り合いがいないところで二人っきりだし。


なんのストレスもなくお前と一緒にいられるなんてさ。｣


ふと話すひろは何か吹っ切れたみたいにスッキリしていた。




北｢…やっと俺だけのAになった気がする。｣


｢ずっとひろだけのだったよ？｣


北｢…いや、違う。

お前どこか俺に遠慮してたから。｣




気づかれてたんだ。

ひろはホストで、お客さんもいっぱいいて、だから私だけのものにはしちゃダメなんだって思ってたこと。


｢…私もやっとひろが私だけのものになった気がする。｣





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