milky way 4

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会いたいなーって思っても、出来なくて。

彼が今どこで何をしてるかもわからなくて、


"俺はお前しか愛してない。"



最後に言われた言葉だけを信じて待つ。

だけど、やっぱり会いたい。



…会いたいよっ。






・





ひろに会えないって言うのに、



藤ヶ谷さんとはよく会うようになった。


それは、彼がお店によく顔を出すようになったから。

そしていつも、私のオススメしたものを買って行くんだ。




誰にあげるんだろう？


桜川さんかな？




横尾さんがいってたよね。


藤ヶ谷さんは桜川さんが好きだったって。




…どんな気持ちなんだろう。

好きな人が自分のこと見てないって。




なのに頼ってくる…。






そんなある日、


藤｢ねぇ、


なんで俺がこんなに来るのか聞きたくなった？｣


平日のお客さんが少ない時間。

今日は休みなのか、キメキメホストの大輔さんじゃなく、ペットショップで見かける藤ヶ谷さんだった。



私が気になってることをわかってるかのように言ってくる藤ヶ谷さんは、いったい何がしたいんだろう



｢…正直、なんでこんなに来るんだろってずっと思ってました。｣



藤｢だよね。


俺も不思議。｣

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｢え？｣




藤｢Aちゃん見てるとさ、落ち着くんだよね。



なんか、嫌なこと忘れられるっていうか。

初めてあった時から思ってたんだけどさ。｣



｢そう、なんですね。


なんか恥ずかしいですけど(笑)｣


ははは、なんて笑ってたけどその後藤ヶ谷さんを直視出来なくなった私。


それは彼が私をじっと見てきたって言うのあるんだけど…




藤｢…Aちゃんって、彼氏いるの？｣



｢い、いますよ？｣



藤｢それって俺が知ってるやつ？｣



｢何言ってんですか！


知らない人ですよ？｣






藤｢…北山、今女といるよ？｣




｢…｣




藤｢俺の好きだった奴と暮らしてる。｣




｢…はは。

北山って誰ですか？



わたし知らないですよ？｣



藤｢…俺さ、





Aちゃんのこと、好きになっちゃったんだよね。｣






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