Love Me？2 Ki

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できるだけ藤ヶ谷さんに会いたくなくて、あったことがある時間を避けながら出勤、帰宅してた私だけどとうとうエレベーターの前であってしまった。

まだ藤ヶ谷さんは気づいてないみたいだから、音を立てないように、階段の方へ向かったんだけど…




藤｢Aちゃん？｣


やっぱりバレてしまった。



藤｢最近会わないね。

元気だった？｣



｢元気でしたよ？

藤ヶ谷さんも元気そうで…｣



あなたを避けてたなんて、言えるわけないじゃん。

なのに、



藤｢気まずい？


普通にしてくれていいからね？｣



私の気持ちはバレバレだっだみたい。



藤｢俺的には避けられると何も出来ないから困るんだけどなぁ(笑)｣


｢…すみません。｣


反射的に謝ってしまうと、クスクスと笑われてしまった。



藤｢そういうところ、可愛いよね。


素直でいい子だなぁって改めて思っちゃった。｣




藤ヶ谷さんはずるい。

意味は無いのに、可愛いなんて口にするんだもん。


言われた方はすごく恥ずかしいのに。





藤｢…今日暇？


今からご飯行かない？｣


｢…今からですか？｣

突然のお誘いに戸惑う私。

それを見てまたくすくす笑ってる藤ヶ谷さん。


藤｢そんなに警戒しないでよ(笑)


気づつくなぁ。｣



｢え！

違うんです、びっくりして…。｣


藤｢俺ね、本気になったら結構ぐいぐい行くんだよね。

このままだと北山さんのところ行っちゃうでしょ？



予定ないならどうかな？｣



｢…はい。

大丈夫です。｣



断りきれなかった私。

結局藤ヶ谷さんのお誘いに答えてしまった。




藤｢やった。


じゃあー、俺はすぐに出れるけど、ちょっと準備する？｣




30分後に待ち合わせすることになった。

もうどうすればいいかわかんなくて、ちゃんと答えたのに、藤ヶ谷さんにまだひろが好きだって伝えたのに。


こんな女の何がいいんだろう。

そもそも藤ヶ谷さんはなんで私のことを？


…なんて思ってても分かるわけないし、もしかしたらさみしさを埋めるだけかもしれない。


だからある意味いい機会だったのかもしれないな、なんて思ってる私。



なんで私なんかに興味を持ってくれたのか、ちゃんと聞いてみたいと思った。




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