95 ページ45
.
北「いい大人なのにな。
寂しかったんだと思う。
なんでも良かったのかも、寂しさが紛らわせれたら。」
「私だって寂しかったよ?
だからって、私たちの家でほかの女と…ゴホッゴホッ!!」
思い出すだけで吐き気がする。
咳き込んでしまった私は辛くて、そのまま吐きそうになっちゃうし。
…でも、寂しくて他の人を頼るのは私も一緒だから。
藤ヶ谷さんに甘えようとして、藤ヶ谷さんに抱きしめてもらって、寂しさを埋めようとした私だって結局同じようなもんだよね。
…だって、この子がいなかったら私、藤ヶ谷さんと体を重ねて、相手からの愛を感じて寂しさを紛らわしてたと思うから。
北「大丈夫!?
おいっ。」
「…大丈夫。」
北「…よかった。
でもさ、寂しさを埋めれたとしてもなんにも思わねぇの。
良かったとか、すきになったとか、何も思わない。
結局お前を失って罪悪感でいっぱいになってた。
この間言ったことは本当だから。
お前しかいない。」
「でも、キスしてたじゃん。
部屋に連れ込もうとしてたくせに、今更信じれないよ!」
「…言ったじゃん。
してねぇって。
されそうになったけど、交わした。
なのにずっとあと着いてくるし、…俺が悪いんだけどさ。
あの日お前にあって、この女に優しくする必要なんてないなってわかったんだ。
だからもう来るなってちゃんと言ったし、担当も外してもらった。
…でもしつこいから引っ越すことにしたんだけどね。」
「信じれないよ、今更。」
北「…あの日さ、本当だったら俺らうまくいってた?
俺との関係を戻すために部屋に入ってくれたんだろ?」
そうだよ?
あの日私は覚悟を持って、ひろを許してまた一緒にいたいってって思って、ひろの部屋に行ったんだよ?
上手くいくはずだった。
今頃この子を授かったことについて2人で喜んでるはずだった。
北「…なぁ、お腹撫でてもいい?」
.
そう言って、私の許可無く触る手は優しくて、ふと顔を見たらすごく穏やかな顔をしていて…。
胸が痛くなった。
北「すごいよな、ここに子どもがいるなんて。」
「…うん。
自分でもまだ全然実感ないの。」
すると、私の手を取ってもう一度お腹を触りだした。
.
1097人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuu.(プロフ) - あやみつさん» コメントありがとうございます!感動してもらえる作品にすることが出来て良かったです(;_;)!そしていつもコメントありがとうございます(*^ω^*)すごい励みになりました!また違う作品もぜひよろしくお願いします! (2018年10月21日 20時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
yuu.(プロフ) - ぷにぷにさん» コメントありがとうございます!完結しました〜(;_;)!最後ぐちゃぐちゃしてしまったんですがそう言ってもらえて嬉しいです(;_;)!ありがとうございました!☆ (2018年10月21日 20時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
あやみつ(プロフ) - 完結お疲れ様です☆惜しみない愛情をぶつけてくれて男気たっぷりなひろに思わず涙が出ました(;_;)結ばれてくれて良かったです♪milkywayの方も楽しみにしてますね!(*´ω`*) (2018年10月21日 19時) (レス) id: d3ebd646d9 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに(プロフ) - 完結お疲れ様でした(*^^*)最後はバシッと決めてくれたみっくんに泣きそうでした…幸せになれて良かった!! (2018年10月21日 8時) (レス) id: 8e7e67402b (このIDを非表示/違反報告)
yuu.(プロフ) - あやみつさん» コメントありがとうございます(*゚▽゚)ノ今日で最後までアップしようと思います……!とうとう完結です(;_;)期待通りの結末になってることを祈ります(><) (2018年10月19日 23時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yun | 作成日時:2018年7月12日 23時