Love Me？2 Ki

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ちゃんと父親になる。



それは、結婚して責任とるよって意味？


だとしたら、




｢…1人で育てるって決めたから。｣


もうこれは、決めたこと。





北｢勝手に決めんな。

大切なこと、勝手に決めるなよ。｣




ひろの目を見てたら、なんだか涙が出てきた。

だって、だってさ？


目を見てわかるんだよ？



ひろの意思が、真っ直ぐな気持ちが。

こんなことある？





北｢まず、本当にごめん。


自分勝手だったし、あの時の俺は最低だったよ。｣






軽く座って、泣き止まない私をとんとんってしてくれて、


ちゃんと話し合わなかった今までの事を全部話してくれた。






北｢あの日めちゃくちゃイライラしてた。


仕事も珍しく上手くいかなくて、なのに体は疲れてるし。

残業ばかりでお前ともすれ違って、むしゃくしゃしてた。



あの日も接待でさ、うまくもない酒飲んでてさ、正直嫌だった。

こんな生活が。


家にもろくに帰れないのに残業と接待。

金貰えてもその分ストレス貯まるし。


…んで、帰りにたまたま駅前でお前のこと見つけて声かけようとしたら、男といるし。

何人かいたから会社のヤツらって直ぐにわかったけどイライラした。


なんかわかんねぇけど、嫉妬した。

一緒に暮らしてる俺らより、あいつらの方がお前と一緒にいるんだって。



…ふっ、女々しいだろ、俺。

そんくらいなんか疲れてた。



頭おかしかったわ、あの時。


むしゃくしゃして帰り道一緒だった接待先の子誘って…ごめん。


聞きたくなかったよな、でもちゃんと聞いてほしいから。｣



｢…自分勝手すぎるっ。

同僚といるだけでそんなふうに思われるとかっ。｣



北｢ほんとだよな。

今思えばあの時の自分殴りてぇもん。


分かってもらえないかもしれねぇけどメンタルやられてた、色んなことに。｣




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