Love Me？2 Ki

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｢女かってくらい女々しいですね(笑)

あの子のこと、幸せにしてあげるべき。｣



藤｢んー。


俺からはなんにも言えないなぁ。｣



｢私のためにもやめて欲しいです、そう言うの。


ちゃんと忘れること、出来なくなる…。｣




お酒も入ってるからちょっとしたことで泣きそうになる私。


ダメだ、ひろの話はしたくない。



そしたら、



藤｢そろそろ俺にしなよ。


今すぐ抱きしめてあげることも出来るし、そばにいてあげれるんだよ？



あの人のこと、忘れさせるから。｣




って。


…やめてよ、そんな目で見ないで。

弱ってる私の中に入ってこないで。




じゃないと…




藤｢俺のこと、利用していいから。


まずは恋人の振りでもいい。

恋するのが嫌ならしなくていい。


一緒にいたい。

…それじゃダメ？｣






恋なんてしたくない。



でも、





｢藤ヶ谷さんっ、私、寂しい、助けてっ。｣



恋とか愛とか今のあたしにはどうでもよくて、寂しさと苦しさを誰かに紛らわして欲しかった。

だから、藤ヶ谷さんにさみしさをぶつけてしまった。


藤｢…大丈夫。

俺は裏切らないよ？｣



誰かの優しさに甘えたくて、この悲しさをどうにかしたくて、藤ヶ谷さんに頼ってしまった。





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藤｢ごめんね、こんな所で。

とっさに決めたから…。


…うち来てって言いたかったんだけどさ。｣




連れてこられたのはそーゆー系のホテルではなくて、駅の近くのビジネスホテル。

そうだよね、藤ヶ谷さんの隣の隣にはひろがいるんだもん。

家になんて行けないよ。



ビジネスホテルを選ぶところが他の男の人と違うところ。

藤ヶ谷さんなりの配慮なのかな？

でもここでもし藤ヶ谷さんと体を合わせたら寂しさが紛れるんじゃないかって本気で思った。


誰かに愛されることって幸せなことだから。




藤｢俺引っ越すよ。

じゃないと会う度ホテルになっちゃうし。｣



｢そんな！

だって、引っ越し代とかすごくかかりますし…｣



藤｢いいの。

本気なんだよってわかってもらいたいし。｣



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