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家に帰る途中、私は藤ヶ谷さんに連絡をした。
『藤ヶ谷さん、私藤ヶ谷さんと一緒に居られなくなりました。
理由は自分勝手な理由です。
本当にすみません。
あんなに頼って、私を助けてくれたのに私はもう隣にいる資格ないんです。
もう連絡もしません。
…本当にすみません。』
子どもがいることは言えなかった。
それはなんでか分からない。
こんな感じで藤ヶ谷さんとの関係を終わらせるのもどうかと思った。
けど、
本当のことを伝えるのが怖かった。
家に着いた私。
帰る時ずっと考えてた。
つわりとかなかったから全く気づかなかったけど、もっと早くわかってれば藤ヶ谷さんを傷つけずにすんだのに。
最低だよ…。
「…ただいま。」
扉を開けだご飯の匂い。
母「おかえり〜」
お母さんがご飯を作ってくれてた。
何も知らないお母さん。
お母さんには、ちゃんと言わないと。
「…お母さん、私妊娠してるみたい。」
躊躇わず、素直に言った。
ぱっと振り向いて私を見ると、
母「…それって、みっくんの子?」
って。
「そうだよ。
どうしよう。」
母「みっくんには伝えた?」
「もう会いたくないから…。」
母「…そう。
Aが産みたいならお母さん協力する。
でも、生まれてから上手くいかないことがあっても子どもを責めないって自信があるならね。
お母さんはAを産んで辛いこともあったけど幸せだったから、自分の選択は間違ってなかったって思ってる。
でもそれはお母さんの場合だから。
しっかり自分で決めるんだよ?」
「そうだよね、自分のことだもん。
私もう26歳だし。
私がどんな選択をしてもお母さん味方でいてくれる?」
母「そりゃ味方でいるよ!
何言ってんの(笑)」
「ありがとう」
そのあとは普通にご飯を食べて、これからのことをちょっとだけ話した。
次の休みの時一緒に産婦人科に来てくれるって。
母は偉大。
1番の味方で一番の理解者。
改めてそう思った。
ちゃんと自分で考えるって言ったから、産むか産まないかの話はしなかった。
でも私の中ではもう決まってて。
でも、赤ちゃんの写真を見て改めて決断しようと思った。
エコーの写真を見て、少しでも躊躇したらこの先育てられないと思うの。
だから…。
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yuu.(プロフ) - あやみつさん» コメントありがとうございます!感動してもらえる作品にすることが出来て良かったです(;_;)!そしていつもコメントありがとうございます(*^ω^*)すごい励みになりました!また違う作品もぜひよろしくお願いします! (2018年10月21日 20時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
yuu.(プロフ) - ぷにぷにさん» コメントありがとうございます!完結しました〜(;_;)!最後ぐちゃぐちゃしてしまったんですがそう言ってもらえて嬉しいです(;_;)!ありがとうございました!☆ (2018年10月21日 20時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
あやみつ(プロフ) - 完結お疲れ様です☆惜しみない愛情をぶつけてくれて男気たっぷりなひろに思わず涙が出ました(;_;)結ばれてくれて良かったです♪milkywayの方も楽しみにしてますね!(*´ω`*) (2018年10月21日 19時) (レス) id: d3ebd646d9 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに(プロフ) - 完結お疲れ様でした(*^^*)最後はバシッと決めてくれたみっくんに泣きそうでした…幸せになれて良かった!! (2018年10月21日 8時) (レス) id: 8e7e67402b (このIDを非表示/違反報告)
yuu.(プロフ) - あやみつさん» コメントありがとうございます(*゚▽゚)ノ今日で最後までアップしようと思います……!とうとう完結です(;_;)期待通りの結末になってることを祈ります(><) (2018年10月19日 23時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yun | 作成日時:2018年7月12日 23時