Love Me？2 Ki

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藤｢それはなんの涙？


俺に対しての涙？

それとも北山さんに対しての涙？｣



なんていう藤ヶ谷さん。

そんなの、わかんないよ…。



｢…分かりません。


藤ヶ谷さん、私…。｣



藤｢分かってるよ。


分かってる。

そんなすぐに違う男のところに行けるような女の子じゃないもんね。｣


頭をぽんぽんしてくれる藤ヶ谷さん。

私はこの人に甘えすぎてるのに、なんでこんなに優しくしてくれるんだろう。


藤｢いきなり、ごめん。


びっくりさせちゃったね。

でも、俺は後悔してないよ？


…とりあえず戻ろっか。｣



｢はい…。｣




車の中で私はずっと窓の外を眺めていた。

藤ヶ谷さんとは話すことも出来なくて、藤ヶ谷さんもそんな私の気持ちをわかってくれたのか何も言ってこなかった。





藤ヶ谷さんのところに行ってもいいの？

付き合ってから好きになればいいし、それもありだよね？



…そんな利用するみたいなことしちゃダメだよ。

そもそも、まだあいつのこと忘れられないくせに。




私の中でいろんな葛藤があって、何も決めれなくて…。



そんなことばかり考えていたらもう家の前についてしまった。



藤｢ついたよ。


帰ろっか？

なんならうち来てもいいけど。｣



なんてさらっと言ってくる藤ヶ谷さん。


1人になりたくない。

でも…。




藤｢…嘘だよ(笑)

そんな顔しないで？｣


そんな顔って言うけど、一体私はどんな顔してたんだろう。




｢…藤ヶ谷さん、すみません。


今日はありがとうございました。

あの、もう少し考えさせてください…。｣



藤｢もちろん。、

俺はいつでも待つからね。




じゃあ、上がろ？

部屋の前まで一緒にね？｣






部屋の前につくと、藤ヶ谷さんは私と目をちゃんと見て話をしだした。


藤｢ちゃんと言わせて？

俺と結婚を前提に付き合ってください。



それくらいの気持ちがあるってわかって欲しいから。




…じゃあおやすみ。｣



パタンと閉まる音、私は自分の部屋に入れないまま。





｢結婚を前提に…｣


藤ヶ谷さん、結婚を前提にって…。


あんなに憧れていた結婚という2文字がもうすぐそこまで来てる。





でもそれは、誰と望んでいたの？




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