Love Me？2 Ki

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｢…私、行きたいところあるので先帰りますね？


藤ヶ谷さん今日はありがとうございました！

北山さんもお疲れ様でした！



…それじゃぁ。｣



これが一番いい案だよね？

そう思いながら小走りで2人の前から去ることを選択した。



すると藤ヶ谷さんは何故かくすくす笑ってるし、ひろは、



北｢…あ？

逃げんなよ！！！｣


って怒ってるし。


そんな事言われてもさ、逃げたくなるじゃん。

普通に考えたらさ！




よるところなんてない私はマンションについてすぐに部屋の中へと入った。

藤ヶ谷さんも藤ヶ谷さんだし、ひろもひろだよ！

あんな形で割り込んできて、自分勝手な事言ってさ。


藤ヶ谷さんも適当に流せばいいのに反論するし。



…でも、あそこでひろが来なかったら私、本当に流されちゃってたかも。

手を握られてどきっとしたし、絶対ないって思っても、もし本当に藤ヶ谷さんがうち来てって言ってたら行ってたかもしれない。


それくらい、藤ヶ谷さんと話してみて魅力を感じてしまったんだ。

それと、…この不安な気持ちと寂しさをどうにかしたいって気持ちがあるから、それを藤ヶ谷さんに埋めてもらえたら自分が楽になるんじゃないかって。

そんなこと考えちゃ失礼なことはわかってるのに。




でも、ひろが言う通り、私はガード強いほうだと思うから、実際そんなことにはなってなかったとは思うけとね。

きっと家の前で断ってたと思う。


世の中の女性は、あんなかっこいい人にお酒を飲んだあと手を握られて昔の話とかして、そして最後に"うちくる？"なんて言われたら落ちちゃうんだろうな。


…だから今回はちょっとだけひろに感謝かな。



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