教師×生徒 2 ページ6
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体育の授業中、意識がふら〜っ飛んでしまった。そして気づいたら保健室だった。
二｢…あ、気づいた？暑くて倒れたみたい。｣
そばに居たのは二階堂先生だった。
｢先生授業は？｣
｢保健室の先生居ないから適当にサッカーやっててって言ってある。お前、朝から体調悪かったんだって？｣
｢そこまで悪くなかったんですけど…｣
先生は今年から入った新しい先生。私たちと年は五つくらいしか違わない。だから焦ったのかなぁって思った。
｢先生私ならもう大丈夫です。授業戻ってください。｣
そしたら申し訳なさそうに、
二｢授業終わったらまた来るから｣
そう言って部屋を出ていった。
本当に先生は来てくれて、何度も謝ってくれた。先生は悪くないのに。でもその事がきっかけで先生とは結構仲良くなった気がする。
そして、二年生になった時先生は私がマネージャーしてるバスケ部の顧問をすることになった。
休みの日たまたま駅を歩いていたら、先生を見かけた。声をかけたかったけど、先生は女の人といたから声をかけれなかった。
彼女かな？
｢先生って彼女いる？｣
部活終わり、隅っこで練習みながら仕事をしてる先生に話しかけた。
二｢…え？こういうのって答えていいの！？内緒だよ？いない。｣
｢駅で見たよ。｣
二｢あー、姉ちゃんだわ。｣
なんだお姉さんかー。よかった。
…って私なんで今安心した？
二｢お前こそ、高校生なんだし彼氏くらいいるんでしょ？｣
ニヤニヤしながらいう先生。彼氏なんていないよ？
二｢若いっていいよな。今しかできないこといっぱいあるから楽しめよ。｣
そんなこと言う先生。こういう話を聞いて、歳上なんだなぁって実感すると同時に先生が同級生だったら良かったのにって思った。
｢先生が同級生だったら良かったのに。｣
二｢えー？なんで？｣
｢だって、先生ってだけで壁があるもん。こうやって話してても、先生は先生で、私は生徒なんだもん。｣
そしたら、
二｢お前がもし俺の高校時代の同級生だったら、絶対好きになってたなぁー。だから俺先生で良かったって思うよ(笑)｣
って。先生どういうつもりで言ってる？
でも、あの人がお姉さんでよかったって思った理由わかった。同級生じゃなくても先生のこと好きだから安心したんだ。
二｢どうしたの？｣
好きってわかったら先生の顔が見れない私。
｢…先生じゃなければいいに。｣
二｢俺も。お前が生徒じゃなければよかったのに。｣
｢…え？｣
END
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作者名：yun
| 作成日時：2017年12月16日 8時
