一番になりたい 2 ページ44
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北｢…本気で言ってんの？｣
｢本気だよ。｣
流れる沈黙。
涙をこらえようとしたけど、無理だった。
そしたら、またベランダに行きタバコを吸いだした。
北｢いつから知ってたの？｣
って。
｢半年くらい前…かな。｣
北｢…｣
認められるとさらに悲しくなり、涙がどんどん溢れてきた。
｢今までありがとう。
一瞬でも宏光の一番になりたかったよ。｣
北｢…俺はっ、お前のことが好きだ。
お前が一番好きだし、大事にしたい。
…他の奴とは切るから。
だから、別れないで。｣
そのまま抱きつこうとしてくるから、とっさに肩を押して離れた。
｢だめだよ。
そんな簡単に行くはずない。
宏光のこと信じれないのに、このまま付き合ってまた私浮気されてたら次はもうほんとに…っ。
…だから、ごめん。｣
荷物を持って、
｢ばいばい｣
一言だけ言って家を出た。
──あれから、三年経った。
26歳になった私。
別れてすぐいいタイミングて転勤になり隣の県に引っ越してきた。
今付き合ってる人は三つ上のサラリーマンだ。
でも、全然あっていないし、この人と結婚の話だってしてない。
そろそろ終わりなのかな、そう思っている。
そんな時、同窓会を開くという連絡が来た。
同窓会かぁ…。
高校の友達は私が宏光と別れたこと知らないはず。
…もはや私が宏光と付き合ってたことも知らないかも。
あの人、地元じゃ他校だったけど結構顔知られてて、大学生になってから付き合ったから。
今何してるのかな。ふとそう思ってしまった。
｢私があの北山くんと付き合ってただなんて、みんなに言えないか…。｣
とりあえず行くという返事をした。
.
同窓会当日。
全クラスから人が集まってるから当然話したこともない人が多くいる居酒屋。
私は仲良いい3人とずっと一緒にいる。
話は高校の話から今の話。
そして恋愛の話。
『彼氏いるの？』
｢いるけど、多分わかれるかな〜。｣
そんな会話。
結局、どこかで宏光のことをまだ好きでいるのかもしれない。
だから、本気の恋愛ができないのかも。
なんて思った。
すると、
谷｢あの、すみません。
山本Aさんだよね？｣
｢…え。
そうだけど。｣
他クラスと人から声をかけられた。
確か、サッカー部？
谷｢あのさ、みつと付き合ってた子でしょ？｣
その一言に一瞬周りが静かになった気がした。
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yuu.(プロフ) - Miaさん» 読んでくださってありがとうございます！好きって言われると安心してしまう女の子多いと思うんですよね。それでちょっと作ってみました！感動してくれるなんて…すごく嬉しいです(;_;)！ありがとうございました！ (2017年12月23日 0時) (
レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
Mia(プロフ) - 好きって言って？を読んで、泣いてしまいました。主人公の女の子の気持ちを考えたらほんとに悲しくなって、最後どうなっちゃうんだろう。って思っていたら、ハッピーエンドで、感動して、ほんとにいい作品だと思いました。 (2017年12月22日 20時) (レス) id: 127e41bed4 (このIDを非表示/違反報告)
yuu.(プロフ) - 裕太大好きさん» コメントありがとうございます。ひとりひとり考えるの難しくてすごく悩んだので良かったと言われて嬉しいです！ありがとうございました(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2017年8月23日 8時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
裕太大好き - 裕太君の結婚前夜やプロポーズが最高に良かったです。もうヤバいです。こんな感じで、寝たふりしたり、告白されてみたいですね。ドライブデートもしたいね。 (2017年8月23日 1時) (レス) id: 086e0840d1 (このIDを非表示/違反報告)
yu.(プロフ) - 玉森千春さん» コメントありがとうございます！私も同じ気持ちです。バンドマン姿見たくて、仕方ないです！ライブで是非やってほしいですよね！更新頑張ります！ (2017年5月5日 20時) (レス) id: 18bce2a083 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yun
| 作成日時：2017年5月2日 20時
