星のラブレター

一番になりたい 3 ページ45

.



戸惑う私。


どうればいいの！？

違うって嘘つけばいい？

それとも、みんなの前でそうだよって言うべきなの？



そしたら、どういうこと？みたいな感じで3人には睨まれるし。


だから、本当のことを言った。

｢…昔のことだよ。｣


そしたら、


友｢みつって、北山くんでしょ？

港高の！

なんで！？｣

って。

やっぱりこうなると思った。



｢何でだったかな。

忘れちゃったー(笑)｣



質問攻めに会う私に谷川君がこういった。



谷｢やっぱり〜！

なんで別れたの？


あいつ今日いること教えたら超喜ぶかも。｣


…え？まって！

私が来てること、バラしちゃうの？




｢あの！


北山くんには内緒にしてて。お願いします。｣


私があまりに嫌そうな顔で言ってたみたいで、



谷｢そりゃそうだよな(笑)

わざわざ元カレになんて会いたくないか(笑)｣


っていってくれた。



｢まぁ、そうかな。｣



意外と谷川くんは物分りがいいらしく、一安心。

もう、宏光とは会わな言って決めたからね。




そこから3人にずっと宏光の話をされる私。

なんで？とか、どうして？とか、北山くんってどんな人？とか。



とりあえず、別れた理由は伏せといた。

だって、谷川くんもしらなかったみたいだし。



この場にいるのも嫌になって、気分が悪くなったと嘘をついて外に出ることにした。




｢…はぁ。

何でこんなことに。｣



谷川くん、サッカー部だったから知り合いだったのかな…。

宏光は他校だったのに、本当に友達の多い人だよね。

出来れば、みんなに知られたくなかった。



でも谷川くんのせいで知られちゃったよね。




｢このまま、帰ろうかな。｣


会費も渡してあるし、もう帰っちゃおう。

気分が悪いとか言って。


そうしよう。





LINEすると、意外にもあっさりOKがでた。

無理はしないでって。



本当に心配してくれてるのかもしれないけど、


みんなこっちにいるから仲いい人多そうだし。



何となく、自分だけ浮いている気がした。






｢もう、ここにはきたくないな。｣



自分の地元なのに、そう感じてしまった。






そしたら、



谷｢まって！｣




谷川くんが私の後を追いかけてきたみたいだった。



｢どうしたの？｣


そう聞いたら、


谷｢俺のせいでしょ？

俺がみつの話したから。｣



って。



｢違うよ、飲みすぎただけ(笑)｣


そう言ったら、


谷｢あいつから酒豪だって聞いてたけど。｣




って。



.

一番になりたい 4→←一番になりたい 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す