42幕 ページ46
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Aside
『迎えに来たぞ、伽耶...いや、この場合は私が迎いに来られた側か?』
伽耶「.......A...Aっ、!」
ガバッ
私の方を見るなり泣きそうな顔をさせ、抱き着いてきた。それにしても、大きくなっている。180は有るか無いかぐらいの身長
髪も伸び、見た目を差程変わってはいないが、いやば成人男性並の状態。
てか...おもっ
伽耶「ぁ...う。お、俺やくそく...やぶっ、た。」
約束...最初に伽耶と会った頃にした約束か...確かに破っている。
『嗚呼、確かにお前は私との約束を破ったな。』
伽耶「ヒュッ...ぁ_て___い___で。」ボソッ
??かすれて声が途切れ途切れになっている為なんて言っているのかが聞こえない。
力強く腕を掴まれる。伽耶の異能の力か?ギチギチと言って骨が折れそうなぐらいの力で掴んでくる。
伽耶「お願い...俺を捨てないで!なんでもする、殴られたって刺されたって。俺、死なないから何されても平気、だからだから!____見捨てないで...」
『.......』
何故だろう、私と伽耶は全く似ていない。なのに...今の伽耶の目は昔の私とそっくりだった。
誰かに必要とされたい。褒められたい、傍に居たい、見捨てられたくない。私もそうだった兄さんに...直弥さんに見捨てられたくなかった。
きっと今の伽耶もそうなんだろう。約束を破ってしまったから私が見捨ててしまうそう思ったんだろう。
実際私もそうだ。人を殺さないのは直弥さんとの約束。もしこの約束を破ってしまったから見捨てられるそう思っているから人を殺さないでいる。
『はぁ...そっか、伽耶も同じなんだな、』
ギュッ
伽耶「!!...A?」
私は何を思ってやったのかは分からないがいつの間にか伽耶を抱きしめていた。
『うん、確かにお前は約束を破ってしまった。悪い奴だ。でもだからといって私がお前を見捨てるつもりだなんてひとつも無いんだ。』
誰にだって約束を破ってしまうんだ。破ってしまうのは悪いでもその後どう改善するのかが大切なんだ。
『だから、もう私は怒っていない。ちゃんと謝れたのだからな。落ち度は私にもある、それ以上自分を責めるな。』
ボロボロ
伽耶「うん...ごめん、、ごめんね、A」
私は無言でただ頭を撫でていた。
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推し推せ - # 村人C めっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ分かる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2023年3月26日 19時) (レス) @page7 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
yomogizakura(プロフ) - 姉ヤバい奴 (2022年10月27日 17時) (レス) @page49 id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - 藤原さん頑張って… (2022年8月19日 7時) (レス) @page23 id: e65441a1a5 (このIDを非表示/違反報告)
零舞 - 毎日更新しているんですか?現在進行形で読む小説がなくって新鮮です!!更新めっちゃ早くて吃驚しました! (2022年8月8日 7時) (レス) @page9 id: 234ea08343 (このIDを非表示/違反報告)
僕は犬 - ああ………好きだわ(脳死) (2022年8月7日 17時) (レス) @page9 id: 687113cbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天乃零 x他1人 | 作成日時:2022年8月6日 13時