ut×sha 忘愛症候群 ページ10
utside
シャ「だ、れですか…」
鬱「…へ？」
未だに目を覚まさないシャオちゃんの病室から出ようとすると声が聞こえる。
あの日から、ずっと待ってた声。
鬱「俺やで、ほんとに目覚まして良かった…！」
肩をもってそう言っても、反応は無く。
シャ「だれ、ですか…」
またその声が帰ってくるだけだった。
鬱「冗談はやめてや、シャオちゃん。」
そんな訳ないから。シャオちゃんが俺を忘れたりなんてせえへんもん。
シャ「ほんま誰やねん、何で俺の名前しってんの、気持ち悪い…！
出ていって、…早く！！」
物を投げられても、俺は動けなくて、ただそこに座り込むことしか出来なかった。
シャ「怖い、いやや…」
涙なんて出てこないくらい、ショックと現実を受け入れられないって気持ちが頭を埋める。
「大丈夫ですか！」
医師や看護師の声が聞こえて俺は意識を手放した。
ーー
「…きて…せんせ…おきて…」
その声で目を覚ます。
ゾ「大先生、起きたか。」
鬱「シャオちゃんは…」
そう言うと、今ロボロとコネシマが相手してる、と返って来た。
ゾ「俺シャオロンが目覚めたとき廊下できいててん。入ろうとしたけどな…」
体を起こすと別の病室みたいで、使用されている様子は無かった。
鬱「皆忘れてるんかな…俺だけとか嫌や…」
そう呟くと、ゾムのスマホが鳴る。
ゾ「『俺らの事は覚えてるで、普通に話してる』やって。混乱してよく分からんなったんちゃう？行ってみようや。」
何か怖いけど、あれは間違いやったんよ。
そう言い聞かせて、俺は足を進めた。
ーー
シャ「…またお前か。はよ出てけ。」
冷たい声で睨まれる。
コ「覚えとらんのか？お前。」
シャ「覚えてるとか以前にこんなやつ知らんし。」
ふとシャオちゃんが涙を流す。
シャ「つらいねん、俺やって…」
俺はそのまま病室を出た。
鬱「…ごめん、シャオちゃん…」
シャオちゃんだけが、俺の背中をじっと見つめていた。
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ウレツ - osutが見たいです。よかったですよ！ (10月12日 7時) (
レス) @page26 id: 227813be4a (このIDを非表示/違反報告)
足が痺れる、、、病気？ - 大先生が、何をいったかって？ふっ、そんなこと僕の小さい脳みそでわかると思うかい！？(４１ページ) (2022年4月24日 23時) (レス) @page41 id: 10c992112a (このIDを非表示/違反報告)
足が痺れる、、、病気？ - 誤字は草。em総受け、、、ﾁﾗｯ (2022年4月24日 17時) (レス) @page20 id: 10c992112a (このIDを非表示/違反報告)
天音 - すみません。誤字です。紙じゃなくて神、、 (2022年2月12日 19時) (レス) @page20 id: 85e6b27186 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - shp総受け紙ですね！あと、リクでzm×shpほしいです。！できたらで良いので！これからも頑張ってください！ (2022年2月12日 18時) (レス) id: 85e6b27186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和菓(とうふ) | 作成日時：2018年10月28日 17時
