続き ページ28
knside
誰も俺を覚えてない。誰も俺が見えてない。
そんな世界で、たった一人、大先生だけが俺を覚えていた。
仕事だってあるのに、寝たら忘れてしまうからと寝ずに俺の側に居てくれて。
けど大先生の顔色は悪くなるばかりで、睡眠薬を使って寝させるしか無かった。
コ「大先生は、俺のことは忘れる？」
鬱「…絶対忘れへん。」
コ「ほんと？…別に俺は無理してほしい訳やないんやで。」
鬱「一秒も忘れへんから。信じてや、俺のこと。」
なんて言ってたんに、結局忘れるなんて酷いで。
一人は怖くて、辛くて。
何も出来なくて、寂しかった。
鬱「でも何で、睡眠薬なんて使ったん？」
コ「…俺のために無理してる大先生なんてみたないわ。」
帰り道、街灯に照らされながら歩いていた。
コ「…大先生、今日泊まって良い？」
鬱「全然大丈夫。忘れたお詫びやから。」
手を握って近付けば暖かくて、少し目を閉じる。
コ「一人ってな、寂しいねん、辛いねん。」
目を開けて照らされる指輪を眺めらながら呟く。
コ「でも、側にいてくれる人が一人でもおるって、それだけでも全然違うねん。」
鬱「…そっか。ごめんな、一人にさせて。もう一人にはさせへんから。」
その声は何処か安心出来て。
コ「もし次したら許さへんで？」
そう返せば大先生の家に着く。
鬱「なあ、同棲とかしいひん？」
コ「…やりたい。」
鬱「決定やな。」
そう笑った大先生は、家に入ると口を開いた。
鬱「…おかえり。」
コ「…ただいま。」
俺らの一日は、こうして終わる。
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ウレツ - osutが見たいです。よかったですよ！ (10月12日 7時) (
レス) @page26 id: 227813be4a (このIDを非表示/違反報告)
足が痺れる、、、病気？ - 大先生が、何をいったかって？ふっ、そんなこと僕の小さい脳みそでわかると思うかい！？(４１ページ) (2022年4月24日 23時) (レス) @page41 id: 10c992112a (このIDを非表示/違反報告)
足が痺れる、、、病気？ - 誤字は草。em総受け、、、ﾁﾗｯ (2022年4月24日 17時) (レス) @page20 id: 10c992112a (このIDを非表示/違反報告)
天音 - すみません。誤字です。紙じゃなくて神、、 (2022年2月12日 19時) (レス) @page20 id: 85e6b27186 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - shp総受け紙ですね！あと、リクでzm×shpほしいです。！できたらで良いので！これからも頑張ってください！ (2022年2月12日 18時) (レス) id: 85e6b27186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和菓(とうふ) | 作成日時：2018年10月28日 17時
