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ザワザワと賑わう、ロッジ。
火を起こすのに苦戦する生徒、野菜を切る生徒、レシピをスマホで検索する生徒、トングで虫を挟んで見せびらかす生徒。
そう、今日はあのオリエンテーション、ロッジでバーベキューの日。
いつからか毎年二年生がやっていた行事は三年生に回っていたようで。
「センセー！火がつきません！」
呼ばれて行けばそこには菊池くん。
しっかりと薪はくべているのに炎は小さく今にも消えそう。
「センセ手伝って！このままじゃ俺らの班カレー食えねえ！」
「私も何年もやってないからできるかなぁ…」
ジャージの袖をまくり垂れてきた髪の毛を耳にかける。
炉の中を覗き込みトングを突っ込む。
隣で同じように覗き込む気配を感じ横に目を向けると結構な近さに菊池くんの顔があった。
「薪足す？」
「でもこれで足しても着火しにくさ倍増だからうちわで扇いで空気送ろうか」
そういうと班の子がサッとうちわを渡してくれる。
そして受け取ったうちわはスッと横にいた菊池くんに取り上げられ「これくらいやるから！」と白い歯を見せて笑う。
少しの間扇いでいると消えそうだった炎はだんだんと強くなり薪に着火した。
やったー！！と菊池くん達は大袈裟なくらい喜ぶ。
「ありがとね！倉科センセ！」
班の子達も揃ってありがとー！と言ってきて、私はいえいえ、言いながらその場を離れ他の班の見回りに戻る。
その途中七海先生に水分取ってきな！と言われテラスへ。
自分の飲み物を飲み一息つく。
すると、ドサッと隣に誰かが座った。
隣に首をを向けるとそこには炭酸水を飲む菊池くん。
「菊池くんも休憩？」
「そそ。俺の役割終わったから！」
火起こし担当だったのね。
そう思いながら前に顔を向けなおしボーッと少し離れたロッジでてんやわんやしてるのを見る。
懐かしいなーとか思うのはもう歳ってことかしら…。
悲しきかな…。
「センセの時もバーベキューあったの？」
「あったよ。でも私体調悪くて全然参加出来なかったんだよね」
「えー！最悪じゃん！」
「うん、でも嬉しいこともあったからいいんだ」
ちょっと悲しいこともあったけど、
先生が運んでくれて
頭撫でてくれて
気持ちに気付いたばかりの、先生を知ったばっかの私にはあまりにも刺激が強すぎた。
昨日のことのように思い出せるんだなって自分ながらに関心。
「…ふーん…」
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007(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます！では早速…♪ (2018年12月24日 6時) (
レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 007さん» もちろんいいですよ〜！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 千平さん» お返事遅くなりすみません。不愉快とか思ってないですよ！私もぽいかな〜？って考えながら書いていたので笑 ありがとうございます！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - fbさん以外のmsspメンバーのフルネーム、ここから取ってもいいですかね…？ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
千平(プロフ) - 有馬さん» いえいえ!!!!!そういう訳じゃないです!!!!!こちらこそ不愉快に思われましたらすみません、削除させて頂きました 頑張ってください (2018年8月23日 17時) (レス) id: e2b806019f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有馬 | 作成日時：2018年5月24日 19時
