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「はーい、学級委員〜」
「はーい」
返事をする私とえおえおの声が重なる。
えおえおと二人で先生の元へ行くと「悪いけど、頼まれ事して」と授業で使った教材を指差す。
「あ、俺部活なんすわ」
「え〜部活なのー？女の子に持たせちゃうのー？」
「それは…」
えおえおを煽るあろま先生。
えおえおもそれに反応してしまっている。
お互い譲らなそう…。
「いいよ、このくらい運べるよ。えおえおは部活行ってきて？」
「…わかった」
「じゃあ先生、数学準備室でいいんですよね？」
「ん、しくよろ」
教材を抱えてその場に立ち尽くすえおえおに「また明日ね」と言うと小さく頷いて、こちらを気にしつつも同じ部活の人のところにかけていった。
私はそんなえおえおを尻目に教室を後にした。
先生は身支度を整えてたからまだ来ないだろうなと思って足早に廊下を進む。
一緒に歩いたら忘れかけてたことを思い出してしまいそうだから、振り返らずにただただ準備室の方に進む。
「倉科！」
その声に思わず足を止めてしまった。
駆け足で詰め寄られる距離が足音でわかる。
まずいと思って再び足を動かす。
私の横に歩幅を合わせて歩く先生が並ぶ。
「なーんで先行くのよ。先行っても準備室空いてないんだから暑いべや」
「バカなのー？」って、生徒に言うセリフじゃないことを言う先生。
この人はいつだって先生っぽくないのに、大事なところで先生なんだ。
オトナハズルイ。
「あ、でもさっき準備室の鍵藤原先生にパクられたんだったわぁ。結局取り行かなきゃかよクソだな」
ほらまた教育に悪い言葉を吐き捨てる。
「じゃあ私先に行ってますね」
「は？暑いつってんじゃん？」
「だって結局職員室に遠回りするんでしょ？無駄に歩くのも暑い！」
「…それもそーか。じゃあ先行ってろ」
「はーい」
先生と階段で別れ準備室に着く。
もしかしたらなんて思って扉に手をかけると鍵は開いてて、開いた入り口からひんやりと冷たい空気が流れてきた。
「あれ、倉科さん、どーしたの？」
中にいた藤原先生がニッカリと声をかけてきた。
「あろま先生のおつかいです」
「なーるほどね。ご苦労様です」
藤原先生は眉を下げて苦笑い。
そして、荷物を持ち椅子から立ち上がった。
「俺はもうここ用事ないから退散します。あろま先生来るまで涼んでたらいいよ」
「適当に座ってな」と言いながら手をヒラヒラさせて藤原先生は準備室から出て行った。
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007(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます！では早速…♪ (2018年12月24日 6時) (
レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 007さん» もちろんいいですよ〜！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 千平さん» お返事遅くなりすみません。不愉快とか思ってないですよ！私もぽいかな〜？って考えながら書いていたので笑 ありがとうございます！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - fbさん以外のmsspメンバーのフルネーム、ここから取ってもいいですかね…？ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
千平(プロフ) - 有馬さん» いえいえ!!!!!そういう訳じゃないです!!!!!こちらこそ不愉快に思われましたらすみません、削除させて頂きました 頑張ってください (2018年8月23日 17時) (レス) id: e2b806019f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有馬 | 作成日時：2018年5月24日 19時
