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次の日。


結局私は何も言えないまま、抱きしめられたえおえおの背中に手を回した。


「あんた馬鹿なの?」
「…はい、ごもっともです」


て言う所までを波瑠に話すと彼女は当然だけど呆れ顔。


「言う必要なかったじゃん」と本当にごもっともな事を言う。


日直の波瑠は日誌をまとめている手を止め私に向かってビシッとシャーペンの先を向けてくる。


「結局離れられないって事はあんた自身がえおえおを求めてるってこと。先生に想いが通じなくてもえおえおがいてくれるって安心しきってる証拠だよ


えおえおを想ってるんじゃなくて助けを求めてすがってるだけ」


「まあ、えおえおがそれを望んでるみたいだし良し悪しはないんだけどさ」と再びペンを走らせる。


私がえおえおにすがってる…


確かになんだかいいように利用してるみたいで嫌な奴だなって自分でも思う。


日誌を書き終えた波瑠がパタンと冊子を閉じた。


「ま、Aも戸惑ってるわけだし、甘えちゃってもいいんじゃない?」


「ね?」なんて首を傾げて言う波瑠。


口元のホクロが色っぽくて、ショートヘアがよく似合う少し大人びた雰囲気を持つ彼女。


いつも言ってくれることは的確で、的確すぎてヘコむ事もあるけど、私の良き理解者。


「ありがとう」っていうと「私はえおえお推しだからな!」って思いっきり背中を叩かれた。


「A」


呼ばれた方を向くと、教室の入り口に進路相談から戻ったえおえおの姿。


「おかえり。終わった?」
「終わった。帰ろうか」
「波瑠も帰ろう」
「えー、嫌よ。私一人寂しいじゃん」


身支度を整え終えた彼女はカバンを肩にかけ私たちの横をすり抜けて行く。


「邪魔者は去る!じゃ、またねー」


手をひらひらさせて教室を出て行った。


私とえおえおは顔を合わせて笑った。

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007(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます!では早速…♪ (2018年12月24日 6時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 007さん» もちろんいいですよ〜! (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 千平さん» お返事遅くなりすみません。不愉快とか思ってないですよ!私もぽいかな〜?って考えながら書いていたので笑 ありがとうございます! (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - fbさん以外のmsspメンバーのフルネーム、ここから取ってもいいですかね…? (2018年12月23日 20時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
千平(プロフ) - 有馬さん» いえいえ!!!!!そういう訳じゃないです!!!!!こちらこそ不愉快に思われましたらすみません、削除させて頂きました 頑張ってください (2018年8月23日 17時) (レス) id: e2b806019f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有馬 | 作成日時:2018年5月24日 19時

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