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『スガさん…？』
「あ、ごめん…」
私の声で正気に戻ったようにスガさんはハッとした顔をし、私から離れた
「綾瀬、俺は、俺たちは綾瀬の全部受け止めるから。だからちゃんと生きて」
『ふふっ、嬉しーこと言ってくれますよねぇ、スガさんって』
「お前は本当に大事な後輩だからな。もちろん、他の連中も。誰が欠けてもいけない」
お母さんみたいで、だけどすごく頼りになる先輩で。
私はスガさんがいなかったらバレー部に入っていないし、みんなが暖かく迎えてくれなければ続いてもいなかっただろう
『スガさん、ほんといいお母さんになりますよ』
「そこはお父さんじゃねぇの！？」
そんな会話をしていると、トントンというノックオンが響き、それと同時に部屋の扉が開いた
「2人とも〜お夕飯できたわよ〜」
その声に返事をし、スガママに続いてダイニングのほうへ行く
お夕飯できたわよ、なんて言われたことあったかな。
「お口に合うかわからないけど、よかったら食べて？」
恥ずかしそうにそう言われたが、絶対にこれ美味しい。
もう僕達美味しいです！食べて！ってオーラがご飯から溢れてる
『いただきます！』
「いただきます」
サラダ、大根とにんじん、お豆腐が入った味噌汁。鮭の塩焼きに白米。
こんなバランスがいい夕飯、いつ食べたかな
まず最初に味噌汁を口に運んでみると、私がいつも適当に作るような味噌汁と比べ物にならないくらいに美味しい
『おいしい…！』
「よかったわ〜、味噌汁は好みあるから心配だったのよ」
『とっても美味しいです！』
「綾瀬、すごい目きらきらしてるぞ」
ははっと笑いながらスガさんに指摘されたが、もうそこまでに出るほど美味しいのだ、きっと。
おいしくて、サラダ、塩焼き、ご飯、味噌汁、とどんどん口に運んだ。
学校のこととか、部活中のこととか、そんな話を3人でしながら食べるご飯は本当においしくて、楽しくて。
ああ、こういうのが家族なのかな、なんて思ったり。
こんな家庭だからスガさんはこんなに優しくて強い人に育ったのかなとか
そんなことを考えてしまった
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Honomi1204(プロフ) - 面白いです！！頑張ってください (2020年9月17日 6時) (
レス) id: 22d7bacd23 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか。(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると本当に嬉しいです！頑張ります！ (2020年9月15日 7時) (レス) id: f298937ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか。(プロフ) - 詩織さん» ZOC好きな知り合い少ないのでこんなところで出会えて嬉しいです笑私もぞめてぃ推しです！ (2020年9月15日 7時) (レス) id: f298937ff1 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 主ちゃんの設定とかすごい好きです(；； )更新楽しみにしてます！ (2020年9月13日 21時) (レス) id: 27a5fbce88 (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - 好きです〜ちなみにぞめてぃ推しです (2020年9月12日 15時) (レス) id: 7a83e6f782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきいか。 | 作成日時：2020年9月8日 22時
