居眠りが21つ ページ24
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蛍「...万葉、なんで止めるの?」
楓原「A殿が困っているからでござるよ。強く抱き締めているから、窒息しかけている。」
バシッバシッ
息...っ。息が、出来ない。
蛍「あ、ごめんね。A」
『ケッホッ...いや、大丈夫。だよ...でも加減は覚えてね?』
その後も何やかんや有って、蛍達は璃月を出発し稲妻に行く事になった。
何だか寂しいなぁ。蛍とはこれからも仲良くできると思ったのに直ぐに旅に出ちゃう。でも、稲妻に行くなら彼女の事を任せられるかな?
『何時までも引きこもりの彼女を外の世界に連れ出してね。』
会いに行きたいでも、あの時勝手に出て行った私をまた受け入れてくれるのだろうか。
まぁ...今の彼女だったら受け入れてはくれないだろうね。
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『旅人も大変な役目だね...。そうは思わない?空』
空「...うん、そうだね。」
アビスの使徒を連れて私の後ろに立っている。なんとなく、気づいていた。やたらと視線が感じたもん
空「ねぇ、A。俺と一緒に行こう?あの時断られたけどもやっぱり俺はAが欲しい。きっと蛍も君と一緒に居たいんだ。3人で居よう?」
『...前にも断った筈。私は空とは一緒に行けない。私には私の役目があるの。この璃月を守る約束がまだ果たせ終わっていないのだから』
だからごめんね、私は貴方と一緒に行けない。だから、申し訳ないが帰って欲しい。
空「...うん、分かった。でも、俺は諦めた訳じゃないからね。何時か俺と蛍、Aの3人で暮らそう?うん、蛍も喜ぶ筈だからね。」
そうして空は、アビスの使徒が作り上げた空間に入り消えていった。
『私はきっと貴方達と一緒には居られないと思うよ。外来人さん。私は天理の事も知っている。でもこの先どうなるのかは私には分からない。』
だが、それでも私はあの子との約束を果たす迄この璃月の地からは絶対に出ないつもりだから。
『...鍾離さんの所に行ってお茶でもしよ』
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きな粉餅(プロフ) - めっちゃ素敵な作品ですね!!更新応援してます!! (11月13日 23時) (レス) @page39 id: f1845309d2 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 14ページで迎仙儀式ではなくて送仙儀式ですよ (2023年3月24日 11時) (レス) @page14 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天乃零 x他1人 | 作成日時:2022年10月6日 20時