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「しょうちゃん…」


「ぐすっ…ふぇ、ごめん、なさい」


「ええって。ほんま、俺が駅まで送り迎えくらいしたってればよかった…」


連絡先を聞いてはいけない気がして、いつもしょうちゃんが来るのを持っていた。せめて駅に着くだいたいの時間を聞いて待ち合わせていればよかった。



ベッドで抱きしめながら、泣いているしょうちゃんの背中をさする。



危険な仕事やと思い知らされた気がした。こんなリスクを負うのなら、もう…



「しょうちゃん、添い寝屋…やめてくれや…」




しょうちゃんが添い寝屋をやめたら、俺は彼に会えなくなる。でも、このまま他の男と寝て、またどこかで襲われるなんてことには絶対になってほしくはなかった。



「や…」


「え」


「いや…やめたら…」


「嫌やないやろ、何言うてるん。アルバイトなら他にもなんとか…」


「りょう」



しょうちゃんは涙をぬぐいながらこちらを見た。



「添い寝屋、やめたら、りょうに会えへん…

仕事いややけど、怖いけど、りょうに会えへんのも嫌やぁ…」




……!?




いま、なんて。




「りょうのあほ…ほんまに気づいてへんかったん…?最初から、あの雨の日に僕に優しくしてくれた日から、ずっと僕はりょうのことお客様として見られてへん!」



「それって…」


「りょうは、彼女さんとかおったみたいやし、男の僕なんかただの話し相手やったかもしれんけど!僕は…りょうのことを…」


「しょうちゃん、」



俺はしょうちゃんの柔らかいほっぺを両手で挟んだ。




信じられへん。夢みたいや。






おでこに、ちゅ、と口づける。



「会えなくなんかならへん。毎週、毎日でもうちに来て。迎えに行くから…いや、俺がしょうちゃんとこに行くから」


ぽかんとしているその口。ちゅーしたくてたまらない。



「もう添い寝じゃ済まさへんかも」



こっちはずっと悶々としてんねん。大好きな可愛い子とひっついて眠るなんてもどかしいことを毎回毎回。



「りょう…?」


「好きや、しょうちゃん。添い寝屋やめて、俺の恋人になって」





しょうちゃんは、また泣きだしてしまった。


俺はその涙にキスをして、赤くなる頰にもう一度キスをした。




.

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ななな(プロフ) - 突然すみません、、、。やすくんと年下組シリーズ大好きなので、次の更新を楽しみにしています! (2018年1月6日 1時) (レス) id: c139195854 (このIDを非表示/違反報告)
おはなし - ヤンマーの江戸時代設定のやつの続編はどこかにのせていらっしゃいましたか?質問失礼します、 (2017年12月15日 0時) (レス) id: 01c8da2026 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新待ってました!とっても嬉しいです。さらに大好きな学パロ、ヤンマーと2つも一気に読ませていただいて幸せでした!またいつか読めることを楽しみに待ってますね。 (2017年9月6日 18時) (レス) id: 55300828f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち苺。 | 作成日時:2017年9月5日 20時

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